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娘に伝えたいこと

・喧嘩すな

梅田で飲んで、ハル先輩とJRで京都へ戻る。終電の車内、つり革につかまって立ち話。今日の飲み会はいろいろあった。

8人くらいで楽しく飲んでいたのだが、途中でアキ先輩と後輩ナツが少々ごちゃついた。アキ先輩が、後輩ナツに良かれと思って、あれやこれやと世話を焼いちゃったのがきっかけ。

よよ「今日は、いろいろ疲れちゃいましたね」
ハル先輩「ほんまやな、お疲れさんやで」
よよ「アキ先輩の言うことも優しさゆえなんですけどね〜」
ハル先輩「いやけど、あいつが悪い。悪気ないん分かるけど、悪気ないからって、なんでも言うてええわけちゃうしな。」
よよ「アキ先輩のええところが悪いふうに出てまいましたね〜」
ハル先輩「世話好きの優しいやつやからな〜。けど、プライベートな問題に首突っ込んだあいつが悪いで。他人の家の話に口出ししたらあかんねん。」
よよ「ほんまそうですね〜。」

※登場人物全て仮名

***

こればっかりは、伝えたい。
娘が高校入学する頃に伝えたい。
怒涛の思春期であんま口聞かれてなくても伝えたい。

他人様の家庭問題には、首突っ込んだらあかん。
口出しなんてもってのほか。
余計なお世話せんでええ。

友達から相談された時は別やけど。
そんときも細心の注意を払えといいたい。

家庭系のお話で不穏な空気を察した時、距離をとったほうがいい。

できることなら願いたい。
娘も会話の常識的なセンスを習得済みだと願いたい。

が、案外いる。
アキ先輩みたいな人。
ほんっっっっまに悪気ない。
根っからの優しい、お人好し。
けど、たまに行き過ぎちゃう。
お節介が過ぎちゃうときがある。
本人は、良かれと思ってアドバイス。
しかし、残念ながら、優しさという名の武器を振り回して、相手にマウントを取ってるだけになってる。

あの飲み会でもハル先輩と一致団結して、どうにかこうにかして話題を変えようと必死やったんやけどなぁ。。。

アキ先輩は、自分の正義を疑わへんタイプやしなぁ、、、。

***

ええ歳したおっさんの喧嘩は見てられへん。
ええ歳したおっさんの喧嘩は尾を引く。
ほんま気をつけたほうがいい。

次の集まりから、微妙に気を遣う。。。

、、、。

はぁ〜。。。

***

自分の自由と相手の自由を同じように尊重する。正義感を一歩間違えると凶暴な武器になる。

小川糸「昨日のパスタ」より引用

あなたが傷つけられるのは、あなたのせいではない。何をしても言われるときは言われるし、理由なく(しかも悪気なく)石を投げてくる人もいるのだ。

新川帆立「帆立の詫び状〜てんやわんや編〜」

この話を書いてるときに、ちょうど今読んでる小川糸さんと新川帆立さんのエッセイに素敵な言葉があったので、引用しました。

ほんまそのとおりやなぁ。。。
としみじみ。


・こぼれ話 〜娘へ〜

「お前のためを思って」とか「むっちゃ名医がいてさ〜、紹介すんで」とか言いがちな人は気をつけろ。友達との会話から「紹介」とか「金の貸し借り」な単語が出たときは、ピクっとしろよ。親しき仲にもなんとやらって、ことわざは覚えとけ。


・最後に一曲

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