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アーティストたるもの、哲学を深めよう

ヨーヨー以外、趣味と呼べるような趣味はほとんど持ち合わせてないんですが
そんな僕の数少ない趣味の一つが「読書」です。

といっても本を読みたくて仕方ない時期と、そうじゃない時期があったり
哲学書や自己啓発本ばかり読み漁る時期もあれば
小説や漫画ばかり読みたくなる時期もあったりで
割と気分や環境に左右されてしまいます。

日本の本をドイツで手に入れるのは非常に困難なので
ここ5年はもっぱら電子書籍を活用しています。

電子書籍は書店で実際に本を買うよりも、試し読みができない分「はずれ」を引く確率が高いんですよね。
なので出来るだけ信頼できる方からのオススメだったり、レビューを吟味しながら買う本を決めているのですが
それでも、少しでもいいなと思った本は多少値が張っても極力買うようにしています。

それは基本的に
本一冊から得られる情報の量と質が、かけたお金を上回るから。
そこで得た知識や、それについて考え、自己を深めていくその作業自体に価値があるんです。

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僕たちアーティストの仕事は、自分の中にある「何か」をアウトプットする作業の連続なんですよね。

喜び、苦しみ、怒り、悲しみなどの感情的なものから
政治、平和、愛などの思想的なものまで

ただ、その「何か」が薄っぺらければ上質なものは生まれない。
自分が培った哲学が深まれば深まるだけ
そこから生み出される作品の質が高まるんです。

僕にとっては本を読む行為が、自己の哲学を深めることに大きく関わってるんですが
それぞれ皆さん、自分なりのインプットをお持ちですよね。

映画、舞台、美術品、テレビ番組、アニメ、デート、散歩だって
全部何かを自分に取り入れるチャンス。
ほんと、何でもいいんです。

「インプット」して深めたものを
形にして「アウトプット」する。

僕にとってアクト、つまり作品はここからしか生まれません。

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そしてこれ、アーティストだけではなくて
全ての方に当てはまる事だと思うんですよね。

日頃から勉強熱心で、自分の中に確かな「哲学」をお持ちの方は
日常的な動作や会話も凄く魅力的で、美しい。
そういう方の周りには自然と人が集まるし、人生も豊かになる。

昔読んだ本に書いてあった
僕の大好きな一節

パーティーに行くよりも、1冊の本を読もう。
家で本を読んでいても出会うのが運命の人だ。

深めようぜ哲学。
高めようぜ自分。

Naoto

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