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【雑感】1つの経験から学ぶことが多い人の特徴

以前の雑感でこのような記事を書いた。

上記の中で、以下のようなことを整理した。
「成長する人」=「内省力がある人」は、
成功経験/失敗経験を「振り返る習慣」を持ち、かつ「振り返りが深い」
振り返りの深さというのは、以下の問いに対し、他人から聞かれる前に2段階以上自己で深掘りしていることを指す。

 ・真因の追求 :なぜそれが上手くいったのか/上手くいかなかったのか
 ・再現性の追求:もし同じ条件で行動を起こす前に戻れるとしたら
         何をすれば良かったか/何が良かったのか
 ・学びの汎用性:振り返って得た学びは他業務で活かせる要素はあるか。

一方で「成長しない人=内省力がない人」は、成功した経験/失敗した経験を「振り返る習慣がない」、または「振り返りが浅い」

今、思い返すと定型業務を進める中での成熟度がより早く、学びが深いメンバーは上記のような特徴を持っていたと感じる。
ただ、非定型の業務を行う場合は、振り返りの質が異なるように感じたのでメモとして残しておきたい。

様々な人と協働する中で、組織を動かす立場の方と施策の振り返りを行う際に感じるのが、

・事象の結果に対する捉え方が多角的であり、面白がってやっている

例えば、営業のあるプロセスを変えるために行った施策がある。
通常はゴール指標がどうだったかという議論で終始してしまう場合も多い。

だが、組織を束ねる事業責任者の場合、
・施策を行う過程において、組織としてこんな意味があったのではないか?
・PJ体制で難しかった要因はなんだったのか?
・施策が効いたメンバーと効いてないメンバーの違いで何が言えるか?
といった次に繋がる示唆がないか、など様々な視点で捉えている。 

施策結果という単一的な視点(〇〇が駄目だったから全部駄目で学びはない)ではない。

1つの施策から多方面から意味づけを楽しみ、次の機会につなげるようとする姿勢がある。

ちなみにこういった姿勢、考え方は、セレンディピティというらしい。

セレンディピティとは、セレンディップ(Serendip:セイロンの旧称)の3人兄弟の王子が、思いがけない幸運によって次々と困難を乗り越えていく冒険物語から作られた造語であり、「幸運な発見」などと訳されています。
こちらのサイトに実際の事例なども書いている。
出典:https://li.persol-group.co.jp/co_creation/column/consider/9009.html

上記のような考え方、姿勢が、困難な環境でも切り拓いていく捉え方なのではないかと改めて感じている。

事業の施策にも、そんな捉え方を持ちたいし、自分の人生にもそんな捉え方を持てると違った意味づけができるのかもしれない。

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