【詩】鰘になれるなら
太陽から降り注ぐ高温の熱線。
それが体表全体にあたると汗が滴り落ちる。
そんな日々が続くというのならずっと海にいたい。
夏の日海にずっといれる鰘に嫉妬すら覚える。
体冷やすために水を飲む。
時にはアイスクリームを食べる。
プールに出かける。
低めに温度設定したエアコンをつける。
逆に海で暮らす鰘はそんなこと気にしていない。
海で泳ぎまわれば問題ない。
集団で泳いでも障りがない。
いつまでもどこまでも泳げる鰘になれるとしたら。
置かれているこの環境とも無関係になるとしたら。
陸よりも広い海の世界を一望したいものだ。
だが命も短くして尽きてしまう。
命終える前に食われてしまう。
それを想像するだけで狂ってしまいそうだ。
知らずしてこのままのがいいのかと考える私がここにいた。
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