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「"しあわせのありか”をさぐる北欧+α 視察報告会」を開催しました!

1月28日、NPO法人ピルコンでは
「しあわせのありか”をさぐる北欧+α 視察報告会」を開催しました。
当日は渋谷QWSでハイブリット開催され、現地20名ほど、オンライン80名ほど、あわせて約100名の方にご参加いただきました!

今回のイベントでは、NPOピルコンが日本財団の助成を受けて2023年10月に行ったイギリス、スウェーデン、オランダ、フィンランドの視察の報告を、制作物のウェブサイト、漫画、動画等とも合わせて行いました。

「しあわせのありか”をさぐる北欧+α 視察報告会」開催!

その中では、ユースやLGBTQ+、障がい者など、社会の中で周縁化されやすい人たちにいかに「フレンドリー」な場作りがなされていたかという点も、実際に見てきた事例とともに多数ご紹介することができました。

もっと知りたい!という方は是非以下のサイトをご覧ください。
視察内容をまとめています。

また、あらゆる人たちにフレンドリーな場作りについて関心のある方は、サイト内の中でも特にこちらの報告記事などがおすすめです。
北欧で見つけたウェルビーイングなデザイン
自分も他者も尊重するための 「バウンダリー」
視察報告②ロンドンの街で見つけたLGBTQフレンドリー

また、ユースクリニックについて、スウェーデンだけでなく、ロンドン、オランダでの実践もまとめています。SNSにはフレンドリーな雰囲気を体感できるムービーも上がっていますので、そちらも要チェック!
視察報告①性の悩み、無料で相談「ユースクリニック」とは?

視察報告サイト、是非ご覧ください!

報告を終え、参加者の皆さんからは印象的だった点、日本でももっと取り入れたいと思った点として、以下のようなご意見をいただきました。

ディスカッションの様子

「バウンダリーの概念です。他人と境界線を「作る」というのは目からうろこで、やはり日本の学校教育はバウンダリーを「なくす」方向性が強いんだなぁと感じました。」

「性に関する話や相談ができる場が身近である点が印象的だった。幼い頃からバウンダリーを意識した支援をしていくことで、自己決定、性的同意にもつながっていくので、そのような支援を考えていきたい。」

「日本では自分よりも他者評価が重んじられるシーンが多いと感じます。決めるのは自分自身であり、勝手に評価されないと表明することは、とても大切だと感じました。」

「「誰にとっても安全で安心できる場所にする」という宣言が、社会の中で広く共有されているところが印象的でした。宣言をスタッフにも利用者にも目に入る場所に掲示する方法は、職場でもすぐ取り入れたいです!また、その宣言がすべての人の人権を守る内容なのが、すばらしいです。利用者やスタッフどちらかに向けての注意書きではなくて、人権に関する宣言を共有し実践していきたいです!」

視察中に入手した資料の展示も行いました

また、「あなたが「社会を変える一歩」として何ができそう?」というテーマでは、以下のような意見が上がりました。

「私自身のバウンダリーを相手に伝えられるほどに理解し、相手のバウンダリーを大切にしたコミュニケーションを積み重ねていくことが、私にできることかなと思いました。」

「いろんな人がいるという想像力を働かせて行動すること。」

「発表の中で、インテリアが綺麗であってこそ、大切にされている、と実感できる、という言葉がありました。まずは私が自分自身を大切にして、それが表情や使う言葉やファッション、立ち居振る舞いに滲み出ていること、が第一歩かと思いました。自分を大切にしてリラックスしていれば、相手にも寛容になれたりオープンに接することができ、それは伝わると思いました。」

日本でユースフレンドリーな実践を広げるためにも、まずは現状を知るところから。
Y-Hacoでもこの学びを一層深めるイベントなど開催していきたいです。

ご参加の皆様、ありがとうございました!

現地参加者の皆さんと

<ユースヘルスケアアクションとは?>
本アクションでは、様々な緊張や不安を抱く若者が、「来てよかった!」「また相談したい!」と思える情報の伝え方や多様な背景を持つ若者との向き合い方について学べる無料オンライン「ユースフレンドリー講座」を開講しています。詳しくは以下をご確認ください。
https://youthhealthcareaction.org/supporter/

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