20歳、「素敵に歳を重ねていく」ことを決意する。
まだ高校生が私よりもキラキラして見えたあの頃
このインターンシップでシニアのおしゃれについて学ぶまでは、
大人になるということは「歳を取ること」で、
正直「歳を取ること」に対してネガティブなイメージしか持っていなかった。
周りの大人から「若いうちが華だよ。」「若いっていいね。」と言われるうちに、
自分の中で「今の若い、この瞬間が人生で一番輝いている時なんだ」と無意識に思うようになっていたからだ。
だから、高校を卒業して大学生になった時、なんだか一気に歳を取ったような気がして、
街を歩いている高校生が自分に比べてとてもキラキラしているように見えた。
そんな思いから、大学に入学したばかりのまだ大学生になりきれていない頃、
私と友達がそんな高校生を見たときに、必ず発していた言葉は、
「私らも歳取ったね〜。」だった。
しかしインターンをしている今、この言葉はふさわしくなかったと感じている。
「歳を取る」のではなく素敵に「歳を重ねる」
『インスタグランマ』という言葉を知っているだろうか?
インスタで、自分の好きが詰まったおしゃれを楽しみながら発信する、素敵な女性のシニアファッショニスタのことだ。
「#シニアファッション」「#jマダムのおしゃれ」「#マダムのおしゃれ」など・・・
これらのタグを検索すると、たくさんの素敵なインスタグランマに出会うことができる。
そして素敵なインスタグランマの1人に実際にお会いした話については過去の投稿を見て欲しい。
私は今までこのようなタグを検索したことがなかった。
そしてこのような素敵なインスタグランマたちの存在を知らず、ただただ大人になっていくことを恐れていた。
しかし今回のインターンを通して、素敵なインスタグランマを見つけ、そして実際にお会いして、
この人たちは「歳を取って」いるんじゃない、「素敵に歳を重ねている」のだと思った。
具体的に「素敵に歳を重ねる」ってどういう意味なのであろうか?
「昔は〜だったのに」と歳に捉われるのではなく、どの年代でもその瞬間、その瞬間が自分は一番輝いているのだと自負している人が、「素敵に歳を重ねている」人だと、私は考える。
自分が本当に似合うもの
では今の年齢の自分に、似合うおしゃれって何だろう。
私は大学に入ってから、周りにハイブランドの物を持つ人も多くなり、次第にハイブランドの物を持つことに憧れを持っていった。
インスタを見ていても、インスタグラマーが持っているハイブランドのバッグほど、「わ〜可愛い〜!私も欲しい!」となるものはない。
そんな私は以前、母から紐がもはや切れる寸前のハイブランドのバッグをもらった。(実際に切れて、紐の修理代にかかった金額でもう1つカバンが買えそうだった。)
もらった私はルンルンで、友達と外出する際に肩からかけてみると、
とてもカバンは可愛かった。
今も絶賛そのカバンは愛用中なのだが、先程書いたようにこのインターンで素敵なインスタグランマたちのインスタや『Advanced Style』を見て、感じたことは、
その人たちが持つハイブランドのバッグは馴染んでいて、浮いている感じが全くしない。
そして嫌味感ももちろんない。
ということだ。
これが「歳を重ねたからこそ似合う」ということなのだと実感した瞬間だった。
だから、「20代はもうハイブランドは一切買わない!!持たない!!」という極端な思考に至ったという訳ではなく、
「ハイブランドの物が似合う素敵な歳の重ね方をしたい」
「素敵な歳の重ね方をして、今よりももっと素敵な女性になれたら、ブランド物がより馴染んで、似合うようになって...身につけることが楽しくなる時が来るはずだから今は別にブランド物を持つことに焦らなくても良い。」
と考えるようになった。
今の自分に本当に似合うものを見つけて私自身のおしゃれを楽しんでいきたいと思う。
筆者K
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