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気になる行動はあえて無視【アドラー心理学で変わる学級経営】

おはようございます、この頃、アドラー心理学って素敵だなって思うやうたです。そういえば、アドラー心理学についての記事が多めですよね、最近(笑)

さて、今日は「アドラー心理学で変わる学級経営」を読んで、思ったことを書いていきます。

学級崩壊という現象があります。簡単にいうと、教師への信頼感がゼロで、子どもたちが言うことを聞かず、子どもたち同士の横のつながりもなく、陰口や悪口、蔑み笑いが日常で、いじめも起こってしまうようなクラスの状態です。

僕はまだ経験したことはありませんが、誰にでも起こりうる現象であることは知っています。なぜ、学級崩壊は起こってしまうのでしょうか?

筆者は、「学級崩壊マニュアル」というものを恐ろしいマニュアルを紹介しています。要は自分のクラスを簡単に崩壊させる手順です。その手順は以下の通りです。

①「気になる子」を見つける
反抗的な子や勉強のできない子などどんな子でもいいです。
②注意し続ける
「気になる子」を注意し続けてください。最初は優しく、だんだんと声を大きくして、語気を強めてみましょう。周囲の子に示しがつかないので、ちょっと怒鳴ってみましょう。でも、その子は問題行動をやめないので、繰り返してください。
③他の子どもたちが落ち着かなくなったら、その子どもたちも注意する
やがて、他の子も気になる子同様に、問題行動が生まれてくるので、注意し続けてください。長めにお説教、何度もやり直しさせましょう。これくらいになると教師を馬鹿にしたり、挑発したりする子どもも出てきます。受け流すなんてもってのほかです。誠実な教師のすることではありません。
④ちゃんとやっている子どもたちのことはスルーする
たとえ、ルールを守ったり、しっかり学習している子がいたとしても褒めてはいけません。それらのことは当たり前です。
⑤あとはクラスが崩壊するまでじっと待つ
こうした努力をしていると、ノーマークだった子たちもルールを破ったり、虚な目で授業を受けたりします。クラスの荒れが顕在化してきて、子どもたちはただ「そこにいる」日々、学級崩壊の出来上がりです。

学級崩壊はある日突然起こるのではなく、教師の働きかけによって創り上げられます。じゃあ、どうすればいいのか?

それは、「いい行動」に着目することです

アドラー心理学は、原因論ではなく、ある目的があるから行動を起こすのだと言う目的論の立場をとります。問題行動を起こすと言うことは、何か目的があって、その行動をとると考えます。「お腹が空くからご飯を食べる」のではなく、「空腹を満たすためにご飯を食べる」のです。

問題行動は、教師の、もしくは保護者さんの気を引きたいから、起こります。なので、問題行動に目を向けることは、それをすると教師は自分を認めてくれると思ってしまうのです。

悪い行動は無視して、いい行動を認めてあげる

めちゃくちゃ難しいことですけど、教師たるもの手に入れたい思考ですね。

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