生活に必要な道具たちよ、君たちはなぜ10年で壊れていくのだ
生活に必要な住宅の装備たちは、10年くらい経つとあちこち不調を訴え始めます。。
近所を散歩していても、私が引っ越してきた時期にできた家たちに足場が組まれるのを目にする機会が増えました。
外壁の補修?をしているようです。。
友人の家でも
「洗濯機が壊れた」
「テレビが映らなくなった」
「エアコンを買い換えた」
など、電化製品のトラブルが起きているらしく、口を揃えて
「まあ、10年くらい経ったから仕方ないよね・・・」
と言います。
10年くらい使うと、壊れて動かなくなるもの、というのが通念のようです。
壊れても直しながら使えたらいいな、と思いながらも、不思議なことに「買い換えた方が安い」みたいな現象も起きたりして、なんとなく新しいものに取り換えてしまいます。
そこに寂しさを感じないわけではないですが、製品が作られる時点で、「買い換え」を念頭において作っているところもあるようなので、仕方ないか、と思っています。
購入時点で「直しながら使い続ける」種類の買い物は初期コストが上がります。
それもあってか、使い捨て社会になってしまっているのかもしれません。
そんな中、我が家の給湯器とガステーブルが不調を訴え始めたので、ガス器具関係の人に見てもらいました。
「今すぐダメになるわけではないけど、だいぶ傷んできているので買い換えが必要かもです。」
との見立て。。。
高温になる道具のためにどうしても部品が傷んでいき、使えなくなるそうです。
そこでも、
「10年くらい経ちましたから・・・」
という言葉を聞きました。
製品の耐用年数が10年程度で設定されているようです。
キャンプ道具も持っているし、薪のストックもありますが、毎回火を起こして、、、という生活は現実的ではなく、渋々買い換えを検討することにしました。
ショップの人に紹介されたのが「エネファーム」という、発電もできるガス給湯器。
コストを含めたいろいろな理由で、今回のエネファームの購入は見送ったのですが、この「ガスで発電」に強い興味を持ちました。
現状の発電は、火力にしろ原子力にしろ、熱でタービンを回して発電させています。
ガスも燃やして発電させていました。
発電時に生まれた熱は無駄になりますね。送電時のあれこれも無駄になりますね。
エネファームはガスから水素を取り出し、酸素と化学反応させて電気を生んでいるようです。
その時、熱も生まれるので、その熱で給湯に利用するという仕組みです。
「燃やす」必要がないという点で、クリーンな発電方法と言われています。
化学反応させた結果生まれるのが、熱、電気、水。
これ、技術的には可能だ、という話を聞いてから何年経ったか忘れましたが、製品として普及する段階まで進んでいたことが嬉しくなりました。
この技術を国家的な取り組みとして発展、普及させていけば、原子力も火力も縮小できますよね?
今、騒いでいるエネルギー問題が解決の方に向かうのでは??
テクノロジーで解決できるのでは??
と、興奮しながらガスショップの方に話してみました。
すると、
「原子力、火力(石炭、重油など)が回らないと困る人がたくさんいるんじゃないですかね・・・」
と、苦笑い・・・。
そうか、利権が働くか・・・
なんともつまらない世界ですね。
エネルギー資源を中心とした各国とのパワーバランスで世の中は動いているから、仕方ないのか?
でも、技術的には確立されているので、規模感のバリエーションを増やすことと、導入コストの部分はどんどん研究開発を進めてほしいです。
自動車も燃料電池で動く時代。
クリアする課題は多いでしょうけど、テクノロジーの発展を知るのは楽しいし、嬉しいです。
結論としては、我が家の給湯器はこれまでと同じタイプの買い替えになりましたが・・・(ガスを燃やすタイプ)
また壊れるであろう10年後に、エネファームがどうなっているか、エネルギー政策がどうなっているか。
その時、改めて考えることにします。。。(現状だと導入コストがかなり違う涙)
気持ちだけはサスティナブル・・・
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