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死の前に伝えたかったこと




「素晴らしき哉、人生!」
原題 It's a wonderful life
製作年 1946年
監督 フランク・キャプラ

僕がこの世で一番好きな映画。


生きてさえいればいつかいいことがある。
そう思わせてくれる。



でも人生は複雑さに満ちていて、こんなにも生きにくい。死はたやすく、甘美だから、どうしても立ち行かなくなってしまったときに、誰もが選びたくなる。



人様には人様の事情があることは、年相応に承知しているつもり。だけど、映画を含む芸術や人間の表現活動が、人の生きるか死ぬかに大きな影響を与えることも、自身の経験も踏まえて事実だと思っている。
決して人生は単純ではないけれど、映画やドラマひとつで死ぬことを思いとどまった経験がある人は、たくさんいると信じている。



だから物語を自分たちの力で生み出そうとして、誰かの心に働きかけようと懸命に努力する、俳優や女優の皆さんの活動はどんなジャンルであってもとても尊いもので、人間にとって欠くことの出来ない大切な職業だと、心から思っています。





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