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映画は答えを知っている

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友人の言葉や本からでは腹落ちしないけど、なぜか映画からなら学べることってありますよね。そんな映画(ときどき海外ドラマ)のエッセイをネタバレなしでお届けしていきますので、ぜひ映画を… もっと読む
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#エッセイ

誰かの人生に巻き込まれる感覚 映画『オーファンズ・ブルース』

知らない人の人生に途中から絡んでしまった、巻き込まれてしまった、そんな体験ができる映画を…

15歳の女の子の思春期が終わる瞬間を見る映画『胸にTATTOOなんかいれて』

今回は思春期にまつわる短編映画の紹介です。恥ずかしながら、僕にもきっちり思春期はありまし…

42歳の僕は、いまも小学生の夏休みに憧れる――映画『子どものおもちゃ』

小学生に戻って夏休みをもう一度だけ満喫したい。42歳になってもセミが鳴くたびに願っています…

映画の胸糞展開から自分のなりたい姿を考えた

胸糞な展開の映画を見ました。大家に追い出された男女を善意で自宅に住まわせたところ、家事し…

ジャッキー・チェンと比べてごめんなさい『燃えよドラゴン』

僕にとって永遠のアクションスターと言えば「ジャッキー・チェン」です。小学生のころからテレ…

年に一度は強制的にでも見せてほしい『耳をすませば』

僕は中学生、高校生のころは何も考えずに生きていた「うつけ者」だったので、『耳をすませば』…

そりゃねぇべよ…と思ってしまった映画が『ラ・ラ・ランド』です

アカデミー賞にて史上最多14ノミネート(13部門)、6部門で受賞した『ラ・ラ・ランド』は素晴らしい作品ですが、見終わった僕の最初の感想は「そりゃねぇべよ…」でした。 女優を目指すカフェ店員・ミアと売れない(売れたい)ピアニスト・セブの恋愛を描いたミュージカル映画である本作。全編通して流れる音楽は最高だし、歌も踊りも言うことなしで、二人の恋愛も夢に向かってもがく様もたまらない最高傑作です。それは否定しません。 でも、僕の感想は「そりゃねぇべよ…」です。 女優になりたい、ピ

人生初の「お前が犯人か〜!」をくれた映画『ユージュアル・サスペクツ』

大げさな触れ込みの映画ってあるじゃないですか。全米No.1大ヒットを筆頭に、ラスト10分、あな…

本当の話だと思ってしまうほど手ざわりのあるSF映画『インセプション』

個人的な好みの話になりますが、僕はとにかく「手ざわり」のある作品が好きです。別の言葉で言…

オープニングで絶対に傑作だと確信した映画『ドラゴン・タトゥーの女』

出張で地方に行き、早めに仕事が終わったので映画でも見るかと、なにひとつ事前情報を仕入れず…

バック・トゥ・ザ・フューチャーを2作目から見てしまった僕

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズって誰に聞いても大好きって言いますし、嫌いな人…

バットマンが見たかったのにゴーストバスターズを見た僕

今から30年くらい前の話。当時小学生だった僕は、マイケル・キートン主演の映画、バットマンが…

認知症の老人が復讐する映画に騙された『手紙は憶えている』

「ラスト10分、絶対に騙される!」みたいな触れ込みの映画は数あれど、ガチのガチで完全に騙さ…

うちの妻はロードオブザリングを見たことがないし、見るつもりもない

うちのお妻は「ロード・オブ・ザ・リング」を見たことがない。もちろんその存在は知っているし、評判がいいことも、コアなファンがいることも知っている。なにより彼女の母も大好きな作品。 だけれども、恐ろしいことに見るつもりはない。ハリー・ポッターは全部見ているにも関わらずだ。 オーランド・ブルームがイケメンだと知っているのにレゴラスと言っても「???」となるのマジで納得いかねぇ。 まるで考えられない事態に何をどうしたらいいのかわからない。 そもそもロード・オブ・ザ・リングを見