バットマンが見たかったのにゴーストバスターズを見た僕
今から30年くらい前の話。当時小学生だった僕は、マイケル・キートン主演の映画、バットマンが見たかったんです。
当時はアメコミとか知りませんし、バットマンがどんな話なのかもまったく知りません。ただ、全身真っ黒のヒーローがかっこいい車に乗って駆け回り、空から降りてきて悪を倒すってところに、小学生の僕はビンビンに惹かれていたのです。
でも、僕が住んでいた町には映画館がなくて、両親と隣町へ出かけたときだけがチャンスでした。その後、運良くチャンスが巡ってきたのですが、なんと上映時間が合わない。母曰く「バットマンを見ると夕食に間に合わない」とかなんとか。
僕としては夕食くらいなんだよ!って思いましたけどね、ここでごねたら父がキレるのわかってますから、できることとしたらただ祈るだけ。
結局はその祈りもむなしく、上映時間のタイミングが良かった「ゴーストバスターズ」を見ることになったのですが、これが良かった。
ゴーストは怖すぎないし、話はコミカルで面白い。なんと言ってもラスボスがマシュマロマンですからね。怖いやつもたくさん出てきたけど、結局はあいつがラスボスか、だったら僕でも倒せるかもって思えたんですよね。西洋おばけへの耐性ができたと言っても過言じゃないです。
それからしばらくして、バットマンはレンタルして見ました。おばけより人間の方がよっぽど怖いと思い知ることになるのですが、それはまた別のお話。
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