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最近の若者の勉強事情とは!?

こんにちは!リチカでインターンをしている磯部です!前回に引き続き今回の記事も私がお送りいたします!

前回の記事では"最近の若者のファッション事情"について深堀りしました!
(前回記事はこちら▽)
https://note.com/young__lab/n/n162c625c1f48

今回は打って変って、苦手な方も多い『勉強』についてです(笑)

苦手なことを早く終わらせるためにも勉強に効率を求め、時代ごとに勉強方法が変わっているかもしれません!

最近の若者の勉強は昔とどこが変わっているのでしょうか?あるいは昔と今で変わってないのでしょうか?

最近の若者の勉強事情に迫っていきます!

今回は実際の最近の若者の方お二人にインタビューを行い、深堀りしました!

今回インタビューさせていただいたのは、リチカに2023年の4月に新卒で入社された神野さんと松村さんのお二人です!

最近の若者の勉強についての本音を深堀りしていきます!


インタビュー①

ここからは早速になりますが、神野さんへのインタビューの内容をお伝えしていきます!

< 左:神野さん  右:磯部秋斗 >

神野さんの基本情報
性別:女性
年齢:22歳

磯部「高校の頃のことからお伺いしますが、高校生の頃はどのような勉強習慣でしたか?」

神野さん「当時は陸上部で夕方の6時ごろまでは部活をしていたので、勉強は家に帰ってから、1日に1~2時間でしたかね。」

磯部「なるほど。部活の時間が長かったんですね。」

神野さん「そうなんです。でも学校内に自習室があって、そこで勉強したりもしました。部活を引退してからは、平日は1日に5~7時間くらい校内の自習室で勉強してましたね。」

磯部「引退して一気に切り替えたんですね。当時の勉強法のこだわりみたいなものはありましたか?」

神野さん「こだわりはないんですけど(笑) でも『アウトプットからインプット』は心がけてましたね。」

磯部「『アウトプットからインプット』ですか?」

神野さん「はい!問題をまず解いてみる。そこで分からなかった部分を重点的にインプットする。そしてまた問題を解く繰り返しです。問題集を何周もしましたね。」

磯部「すごい!やみくもに教科書を暗記するより効率的ですね!」

問題集を何周もして分からないところをインプットする。基本ではありつつ、実際にやるのは難しいですよね。好きなところばかりやるのが楽しくて、分からないところから目を背けちゃう人も多いと思います。ちなみに私はそのタイプでした(笑)。分からないことにきちんと向き合う。本当に大事なことだと思います!

磯部「高校の頃に好きな科目はありましたか?」

神野さん「英語と世界史です!特に印象に残っているのが英語で、教科書に出てきた、ガウディについての文章は今でも覚えています!」

磯部「ガウディって、スペインのサグラダファミリアを設計したガウディですか?」

神野さん「そうです!ガウディの建築って不思議な造形が多いんですけど、それはガウディ自身が見てきた自然の形をモチーフにしてるって話で、その思想にすごい魅力を感じたんです!」

サグラダファミリア

磯部「へえ!確かに面白いですね!」

神野さん「そうなんです!それでスペインにすごい興味を持って、スペイン政府観光局に突撃しました(笑)」

磯部「突撃したんですか!すごい行動力ですね!」

神野さん「そうですね(笑)対応してくださった職員の方にパンフレットを山ほど頂いて、自分も観光の形で文化に貢献したいと思ったのを覚えています!」

学校の授業で読んだ話に興味を持ってから、スペイン政府観光局に突撃する行動力には驚きました!自分で行動するからこそ、得られる学びかもしれませんね!

磯部「なんですぐ突撃しようと思ったんですか?」

神野さん「本やネットで色々調べていた中で、本で『日本の中でもスペインについて知れる場所がある』みたいな情報を拝見した時に、『え、こんなところあるの!?』ってなって(笑)」

磯部「なるほど(笑) 何冊か本を読まれてたんですか?」

神野さん「もう読み漁ってました(笑)オタク気質で、好きになった事象があったらその事象の背景とか周辺情報などを全部知りたくなっちゃうというか」

磯部「へ〜そうなんですね!スペイン政府観光局があるって知って、何が知りたくて突撃したんですか?」

神野さん「観光局の方って現地の情報とか魅力を一番分かっている人たちだと思っていて、ネットや本じゃなく生の声が聞きたくて(笑)」

磯部「ネットの記事とかよりも生の声って感じなんですか?」

神野さん「ネットだと知りたい情報しか手に入らないけど、生の声だと背景や周辺情報とか派生の情報も得られるというか、、体系的に知りたいんだと思います!」

体系的に知ることや、好きなことは背景や周辺情報までとことん深ぼることが好きだという神野さん。他にも「インプットした知識と自分の知らない新たな情報・知識を紐づけたい」というお話もしていて、好きなものはとことん追求する姿勢が印象的でした!

磯部「では、大学では観光系の学部に進まれたんですか?」

神野さん「大学では国際学部でした!スペイン語を選択して、英語とスペイン語をたくさん勉強しましたね。」

磯部「やっぱりスペインなんですね!スペイン語とか、外国語を勉強するコツとかってあるんですか?」

神野さん「うーん…語学ではできるだけネイティブに触れることが大事ですね!」

磯部「なるほど!でもネイティブに触れるって大変じゃないですか?」

神野さん「そうですね。私の場合はコロナ禍とも被っていましたし。でも『TED』を聞いたり、ネットやアプリを使えばネイティブに触れられる方法はあると思います!」

磯部「『TED』というと、英語のスピーチがたくさん聞けるやつですか?」

神野さん「そうです!私はよく使っていたと思います!」

高校でスペインに関心を持って、大学でもその興味を継続されているようでした。

語学を勉強するときに、スマホで気軽にネイティブに触れられるのは今の学生の利点ですね!私は英語が全然ダメなので、とてもためになりました(笑)

磯部「大学では他にどんなことを勉強されたんですか?」

神野さん「そうですね。比較文化論という科目があったんですが、自分で興味のあるテーマを決めて、それについて調べて発表する授業だったんですけど、とても面白かったです!」

磯部「それはとても面白そうですね!神野さんはどんなことを調べたんですか?」

神野さん「ウイスキーなどの西洋由来のお酒が日本でどうやって普及していったのかを調べました!プロモーションや広告が重要だという結論でした!」

磯部「面白い!どうやって調べたんですか?」

神野さん「少しでも関連がありそうな本を片っ端から読みました。参考文献からその参考文献をまた読む、みたいな感じで!」

磯部「なるほど!言葉が悪いかもですが、そこはアナログなんですね」

神野さん「そうですね(笑)語学以外はあまりスマホやアプリを使ったりはしないですね。資料をまとめたりするためにはもちろんPCは使いますけど。」

磯部「なるほど!」

自分の興味から出発する学び、とても面白そうですね!
語学以外の勉強にあまりスマホやアプリを使わないのも面白いと思いました!
確かに僕もあまりスマホを使って勉強した経験はないですね。
むしろ、勉強にスマホを使うなら語学が最適ということでしょうか。

磯部「では、現在はどんなことを勉強されていますか?」

神野さん「そうですね、今はセールスやマーケティングについて勉強中です!」

磯部「なるほど!今はどうやって勉強されてるんですか?」

神野さん「問題集を解いたりしないのであまり勉強という感じはしないんですけど、でも今も『アウトプットからインプット』はとても役に立ってます!

磯部「すごい!今はどうやってるんですか?」

神野さん「セールスはロープレを何度もやって、足りないところを重点的にインプットしてます!」

磯部「なるほど!形は変わっても、根本の勉強法は高校生の頃から変わらないんですね!」

『アウトプットからインプット』という勉強方法はどんな勉強にも対応できそうですね!実際、神野さんは高校時代から現在まで、勉強する内容や、勉強の目標も変わってきたはずですが、根本の勉強方法は変えていないとのことでした!
自分に合った適切な勉強方法の型を身につければ、一生ものの武器になるということかも知れません。

神野さんにインタビューをさせて頂いて、印象的だったことが2つありました!

1つ目が『アウトプットからインプット』が役に立っていること、2つ目が意外にも勉強方法の大部分をアナログが占めていたことです!

また、興味を持ったことにはとことん妥協しない行動力!これも何を勉強するうえでも大きな武器になっているようでした。体系的に知ることがより深い理解や知識の定着に繋がっているようです!

最近の若者も、トレンドに流されずに自分の型と芯をもっていることが武器になっているようです!


インタビュー②

続いて、松村さんへのインタビューを見ていきましょう!

<左:松村さん  右:磯部秋斗>

松村さんの基本情報
性別:女性
年齢:23歳

磯部「高校ではどんな感じで勉強されてたんですか?」

松村さん「1・2年生は部活漬けだったので校内予備校に通いつつって感じだったんですけど、3年生から部活は全くやらなくなったので、引退してから本格的に勉強って感じでしたね。」

磯部「校内予備校って何ですか?」

松村さん「普通、大学受験って大手予備校に通ったりするじゃないですか、それが私の学校は校内にあったんです。学外の先生が来てくださって、進路相談とかも、学内で全部完結してたんです!」

磯部「なるほど!ユニークですね!その時の勉強方法のこだわりってありましたか?」

松村さん「その当時は教科書丸暗記みたいな(笑)全部順序立てて覚える、ストーリー仕立てで覚える、みたいなのは頑張ってました。途中挫折してたんですけど…笑」

神野さんと同じく、高校生時代はアウトプットとインプットに力点をおいて勉強されていたようです!

磯部「なるほどですね!その時ってどういう感じで暗記してたんですか?」

松村さん「覚え方は、紙に全部書き出して一旦それを読むじゃないですか。そのあとそれを紙に順序立てて書いて、っていうのを繰り返してた気がします。」

磯部「へー!」

松村さん「でも覚えるのって大変じゃないですか。だから歩いて覚えてました(笑)」

磯部「歩いてですか!?二宮金次郎みたいですね(笑)」

松村さん「そうですね(笑)気分転換にもなるし(笑)」

磯部「なるほど!では、大学ではどういったことを勉強してたんですか?」

松村さん「社会学です!社会学を専攻してて、学外でもNPOに参加したり社会課題系のプログラムに参加したり、学生生活は社会課題に特化した活動をすることが多かったです。」

磯部「そうなんですね!社会学を勉強する時ってどのように勉強するんですか?」

松村さん「1・2年次は教科書や講義で社会学の概要を学ぶ形だったんですけど、3年生からはゼミなどでそれぞれテーマを決めて、実際にインタビューをして、仮説を立てて、結論に持ってく、みたいな。」

磯部「なるほど!それってすごく難しくなかったですか…?」

松村さん「そうですね…難しいけど、私はそっちの方が楽しかったですね!」

磯部「そうなんですね!」

松村さん「自分の中で仮説を立てたりとか、ごちゃごちゃになっているものを組み立てるみたいなのが結構好きなので、私的にはそういう勉強方法の方がめっちゃ考えるし頭に入るので好きでしたね(笑)」

磯部「確かに(笑)今のお話だと高校は暗記がメインっていうお話だったと思うんですけど、大学では自分で考える方が好きになったんですね?」

松村さん「そうですね、少し暗い話になっちゃうんですけど(笑)大学受験で第一志望に落ちてしまって。それで、『自分の存在意義ってなんだろう』みたいなことを考えるようになって…そこから考えるってことが癖づくようになりました…!」

磯部「あ〜なるほど!」

松村さん「今までそんな深く考えるってことをしたことがなくて。でもそこから仮説を立てて構造化するってことも楽しくなりましたし、好きになりました。」

高校までは正解がある問題を解くことが多かったのに対し、大学では答えのない課題について学ぶことが多くなります。

自分の周りの環境を考えてみても、多くの大学生は高校生の頃に比べ、勉強時間が短くなっている感じがします。それは今後受験が控えていないことはもちろん、正解のない課題を考える負担も影響しているのかもしれませんね…!

一方、TOEICや資格の勉強は解が存在するため、大学の講義よりもそちらを優先して勉強する人が多いのではないかと考えました!

磯部「勉強方法の話をもう少しお伺いしたくて、スマホって勉強する時に使いますか?」

松村さん「高校の時、『スタディサプリ』は入れてたんですよ!」

磯部「あ〜ありましたね!」

松村さん「それでオンライン講義の動画を見たりとかはしてたんですけど、基本紙とペンですよね。それこそ暗記の時は。」

磯部「うんうん。」

松村さん「何か覚える・整理する時はパソコン上とかじゃなくて全部紙に書いて。そこはあまり変わることはないんじゃないかな。あと読書とかも電子書籍とかあると思うんですけど、基本全部紙で買ってます!」

磯部「あーそれすごいわかります!集中力が違いますよね!」

松村さん「そうそうそう!ほんとに!(笑)」

スマホを知識のインプットの補助として使うことはあっても、スマホを軸に勉強することはないようです!

実際私も紙とペンを使ってアナログにやる方が身につくなぁと感じています!
スマホだと他の誘惑もあり集中しきれないですよね…笑


まとめ

今回は最近の若者の勉強事情について、最近の若者である神野さんと松村さんのお二人にインタビューを実施し、その本音に迫ってきました!

神野さんへのインタビューでは、高校でスペインに関心を持ってからスペイン政府観光局に突撃する行動力、ウイスキーの日本での普及に興味をもってそれを明らかにしてく探求力が特に印象的でした!
また一方で、『アウトプットからインプット』『体系的に知る』というある種、昔からの学びの基本を高校生の頃から一貫して徹底していました!

また、松村さんへのインタビューでは大学入学をきっかけに自分で思考する楽しさに目覚め、社会課題の解決やNPOへの参加といった実際の行動に移されている点が印象的でした!
松村さんも物事を順序立ててストーリーで覚える、ある種、昔からの学びの基本を高校生の頃からやられていたようです!

お二人へのインタビューからは、自分で関心を持った事柄をとことん探求し、自分の頭で考え、更にそれを実行に移す、最近の若者の勉強の主体性と行動力が浮かび上がってきました!

また、一方で学びの基本となる部分、『アウトプットからインプット』『ストーリーでの暗記、体系的に知る』は今も昔も変わらないことも分かりました!

スマホなどのデジタル機器よりも、アナログと思われがちな紙とペンを好む傾向も見えてきました!

いわゆる“Z世代”についてはスマホなどデジタルの活用が声高に語られることが多いですが、最近の若者の実態では基本の勉強方法は昔から変わらず、むしろその根底にある主体性と行動力に特徴があるのかもしれません!!

他にも10〜20代の最近の若者たちだからこその視点・リチカの持つクリエイティブの知見も交えた、ここでしか手に入らない情報が知りたい方はぜひわかけんのTikTokアカウントをフォローしてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!!!!!
それでは次回の記事もお楽しみに!


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