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ようこの軌跡5~大学生、公務員試験~

大学は高校と違い、自由度が高かった。
時間割や科目の一部を自分で選択できた。
勉強しようと思えばできるし、どんどんサボることもできる環境だった。
ただ、卒業に必要な単位数を満たさないと留年する仕組みにはなっていた。
私がいた法学部の留年率は2割と聞いた。
偏差値が高い学部ではなかったので、やる気がなくて留年する人数が多かった。
あまり覚えていないけれど、入学金が100万位、授業料が1年間で100万位。
他にも施設利用費、ゼミの積立金、交通費などとにかくお金がかかった。
留年するわけにはいかないし、真面目に勉強していた。
やりたい仕事がなかったから、公務員なら無難かなという理由で法学部を選んだ。
法律にも少しは興味があった。
でも実際に勉強してみると、難しいと感じることが多く、向いていないと思った。
1年生、2年生の時は一般教養の授業も多かった。
いつもの勉強法で、学部内での成績優秀者に選ばれていた。
しかし3年、4年では専門科目が中心になり、失恋の影響もあって、
成績優秀者に選ばれなくなってしまった。
やりたい仕事がなく、就職活動の意欲も低かった。
何となく公務員試験受験を目指して、民間企業への就職活動はほぼしなかった。
何となくという程度のやる気レベルで、公務員試験に合格することはできなかった。
でも卒業は1ヶ月後と迫っていた。
焦って、大学に来ている求人票で自宅から通勤できそうな会社を探した。
事務職、年間休日数、お給料、という条件で探していた。
たまたま最初の1社目で内定を貰えて、大学を卒業した。

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