片貝夕起|洋裁研究家|ユーカ

型紙ショップ「パターンレーベル」主宰。著書「子供服ソーイングLESSON BOOK」「…

片貝夕起|洋裁研究家|ユーカ

型紙ショップ「パターンレーベル」主宰。著書「子供服ソーイングLESSON BOOK」「まいにち着る女の子服」「女の子と男の子のいつもの服」など累計21万部。noteでは日々の制作のことや型紙への思いなどを綴っていきます。http://www.pattern-label.com

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もくじ

記事が増えてきたので、すぐに読みたい記事に飛べるように目次をつくりました。 このnoteが皆さんのお役に立てたら嬉しいです♪ 最後に全ての記事の一覧もございます。 見やすくなったー!って思ってくれたらハートマークもお願いします! ■型紙についてより詳しく02)好きな布地で、バッグを作りませんか 09)ランチョンマットを作ってみませんか? 16)シルエットがきれいな、大人のゴムスカートが出来ました♪ 18)ゴムスカートの型紙ができるまで 20)大人が着られる、キャミワンピの型

    • 38)日常のプチストレスから解放されるミシン生活のメリット

      梅雨もあけて毎日暑い湘南です! この季節、日焼け防止に欠かせないお帽子。 海岸線を走るのはとても気持ちいいですが、風が強い日にフリーサイズのお帽子だと脱げてしまうことがあって… 全速力で走っても脱げないように自分サイズにアレンジしました♪ (全速力で走る人はいないですね…) 普段からミシンが身近にあると、こういう日常のプチストレスから解放されることがよくあります。 ちょっとのことで想像以上の快適さを体感できるで、ぜひ普段の生活にミシン取り入れて欲しいと願っています。 ※お

      • 37)ファスナー付けをマスターできる簡単便利な「サコッシュ」の型紙

        2017年4月のご紹介から定番人気商品となっているPatern Labelの「サコッシュ」 型紙だけで1万部。資材セットはもうすぐ2万セットに届く勢いの人気ぶりです。 サコッシュについて今では誰もが知っている「サコッシュ」ですが、発売当時は「サコッシュ」という言葉もまだ浸透しておらず…使用シーンや使い方まで詳しく説明したのを覚えています。 この「サコッシュ」 表にも裏にも中にもポケットがあってすごく便利な上に、ファスナー付けをマスターするのにとってもおすすめなアイテムなの

        • 36)天然素材だけじゃない!これからのソーイングにおすすめの布地について

          リネンやコットンなど天然素材を使ったお洋服が欲しいから、手作りをする方は多いですよね? わたしもほんの数年前までそうでした。 しかし最近では、ファストファッションのお店だけでなく、高級ブランドでも「イージーケア」を謳ったポリエステルやナイロン素材の服が増えています。見た目はコットンのように見えるのになぜかポリエステルだったり。 実際に購入して着てみると、ノーアイロンで着られるし、色褪せもしないし、なんだかとっても便利なのです。 新しい布地キットそこで企画したのがPatt

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          35)安心して着られる大人のノースリーブドレス

          二の腕の太さが気になりはじめると着るのに勇気がいる「ノースリーブ」 でも、これからの日本の夏にノースリーブを除外して生きるのは厳しい気がするんです。(湿気とか、温暖化とかね〜) 先日の記事にも書きましたが今回研究したノースリーブについて、もう少し詳しく知って欲しいので共有して頂けたら嬉しいです。 (前回の記事をまだ読んでない方は↓コチラから) 大人が着られるノースリーブ「アームホール」とは袖ぐり/腕を通す穴のことを言います。 ノースリーブのアームホールラインって難しいです

          35)安心して着られる大人のノースリーブドレス

          34)大人のサマードレスの型紙ができました

          椎骨動脈解離で緊急入院してからもうすぐ4ヶ月。 やっと今年初めての新作型紙を出すことができました。 2ヶ月ほどアトリエから離れていたので、感覚を戻すのが思った以上に大変で、今は達成感でいっぱいです♪ 新作型紙「ノースリーブドレス」今回の新作は昨年の秋に出した「テントドレス」の夏バージョンです。 このシルエットがとても気に入っていて、真夏も着たいと思い研究を始めました。 型紙作り(pattern making)最初は腕をなるべく出したくないと「フレンチスリーブ」にする予定で

          34)大人のサマードレスの型紙ができました

          33)パタンナー歴30年ソーイングボックスの中身(2024年版)

          今日は私がいま使っている一軍お道具たちをご紹介します♪ 2024年版と書いたのは1〜2年の間に使っているものが変わるから。 ホームソーイングを楽しんでいる方や、手作り作家を目指している方の参考になれば嬉しいです! 二つのお道具箱こちらは普段わたしがアトリエで使っているお道具箱。 もう何年使っているか思い出せないぐらいですが、とってもシンプルな無印良品のスチール工具箱を愛用しています。 中身は意外と少ないです。 待ち針や糸たちは他の場所で使っているのでお道具箱に入っているの

          33)パタンナー歴30年ソーイングボックスの中身(2024年版)

          32)洋裁研究家おすすめのミシン糸と収納方法

          気をつけないと、どんどん増えていくミシン糸たち。 今回は自宅アトリエの収納例をご紹介します。 おすすめのミシン糸もあるので、ぜひ参考にしてくださいませ♪ 愛用しているミシン糸まずはじめに私が愛用しているミシン糸について。 わたしの作品作りのメインは、1点物のサンプルを作ることです。 自分の服を作ったり、子どもの服を作ったりする皆さんと同じで、1点1点違う布地を使います。 違う布地を使う = ミシン糸もその都度違う ということで、ミシン糸がどんどん増えていくわけです。 以

          32)洋裁研究家おすすめのミシン糸と収納方法

          31)シルエットがきれいなゴムスカートを本気で作って欲しい!

          お洋服作りはハードルが高いな〜と思っている方でも、ウエストゴムのスカートなら作れそうって思いませんか? ゴムスカートなら本当に簡単なのでぜひ作って欲しいのです。 でもね、型紙もなしに四角い布にゴムを通しただけでは綺麗なシルエットにはならないの。元の型紙が裾広がりのフレアシルエットになっていないと… こちらはPattern Label 「マキシスカート」の型紙で作ったスカート。 布幅に合わせて切っただけの四角い布で作ったことがある方ならこの違いに気付けるかしら? ウエストに

          31)シルエットがきれいなゴムスカートを本気で作って欲しい!

          30)やっと作ることができた「布地キット」

          まずはじめに「ありがとう!」と言わせてください。 前が見えない日々が長かったのでこの言葉を心から言いたいです。 昨日、ご紹介してすぐに完売してしまった「テントドレスキット」 パターンレーベルで新しい布地キットをご紹介したのが実は半年以上ぶりということにお気付きの方はいらっしゃるかしら? 実際に縫って検証済み布地キットで選ばれている布地は、とてつもない布サンプルの中からわたしが実際に縫ってみて、特ににおすすめしたいと思ったものだけをご紹介しています。 縫いやすさに特化して

          30)やっと作ることができた「布地キット」

          29)中身が迷子にならない布バッグ

          次の新作型紙、何にしようかな〜と話していたら、大学生の長男から大きな斜めがけバッグが欲しいと言われました。 写真を見せてもらうと確かに最近よく見かけるバッグ。皆さんも見たことありますよね〜 大きなバッグって何でも入るから便利なんだけど、スマホとかお財布とか、お目当のものがなかなか見つからない経験ありませんか? ポケットを付ければ解決しますが、既製品のバッグにはあまり付いていないことが多いんです。理由は裏付きにしないとポケットのステッチが表に出てしまうから。 ポケットを付け

          29)中身が迷子にならない布バッグ

          28)布地を傷めないマグネットホックの付け方

          新作型紙の研究に追われていて、今月noteを一度も更新していないことに気づきました。 ということで…今回は新作バッグの口部分にも使う「マグネットホック」の付け方について解説します。 もっと簡単に付けちゃう方法もありますが、この方法がいちばん布地に負担をかけないと思っているのでぜひ最後までお読みくださいね♪(3分あれば読めます) マグネットホックの付け方まず、力布ってご存知かしら? 布地に貼り付けて使う補強の為の布地です。 残布の裏側に布用両面テープを貼り、マグネットホックよ

          28)布地を傷めないマグネットホックの付け方

          27)はぎれで作れるペットボトルカバー

          ソーイングをしているとどんどん溜まっていくはぎれ。 素敵な布地ならなおさら、小さなはぎれでもとっておきたくなりますよね〜 そんなはぎれを活用できる型紙をパターンレーベルでは年に数回ご紹介しています。 サイズを選ばないペットボトルカバーこちらはこの夏から新しく加わった「サイズを選ばないペットボトルカバー」 最近、ペットボトルのサイズが多様化してきたので作ってみました♪ 作り方はとっても簡単! 中綿の入ったキルト地とキャンバスなどの薄手の布地を縫い合わせるだけ。 どんでん返

          27)はぎれで作れるペットボトルカバー

          26)胸ポケットに隠されたこだわり

          気を抜くと倒れそうなぐらい暑いですね。 そろそろ更新しないとやり方忘れちゃいそうなんで頑張って書きます! 今日は胸ポケットの裏に隠された小さなこだわりについて。 短くまとめたので3分あれば読めますよ〜 胸ポケットについてシャツを縫うときって、胸ポケットつけますよね? 柄物ならなくてもいいんですが、無地の場合はアクセントになるのでつけたほうが素敵かな〜って思うんです。 で。 問題はここから。 シャツを着ているとき上からポケットを覗くと、両脇の内側に折られた縫い代が気になり

          26)胸ポケットに隠されたこだわり

          25)真夏に履きたいリネンの手作りパンツ

          夏のお出かけの予定が決まった頃かしら。 我が家は住まいがリゾート地みたいなところなので、人混みを避けて大人しく過ごす予定です。 さて、先日ご紹介しきれなかったもう一つのパンツをご紹介しますね。 こちらは少ししっかり目の「リネンツイル」で作ったもの。 やや厚みがあるので裏無しでも肉感を拾わない安心感があります♪ (布地については型紙のページをご覧ください) リネン素材のパンツは、ペラペラだったり、変色したり、縮んだり、安価なパンツはたくさん出回っていますが、長年かけて育てて

          25)真夏に履きたいリネンの手作りパンツ

          24)結局便利なゴムパンツの型紙

          ウエストゴムのパンツなら作れそうだけど、自分で型紙から作るのはね〜という方に使って欲しい型紙がございます。 それはオンもオフも履ける「イージーストレートパンツ」 欲しいのは普通のゴムパンツわたしは30年以上型紙の勉強をしているので、いろんなデザインのパンツを作ったことがあります。 でもね。結局欲しいのは普通のゴムパンツなんですよ。 だっておしゃれなパンツは既製品で買うし、凝ったデザインとか作るの面倒じゃないですか〜 わたしが手作りで求めているのは、簡単に作れて、トレンドに

          24)結局便利なゴムパンツの型紙