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32)洋裁研究家おすすめのミシン糸と収納方法

気をつけないと、どんどん増えていくミシン糸たち。
今回は自宅アトリエの収納例をご紹介します。
おすすめのミシン糸もあるので、ぜひ参考にしてくださいませ♪

自宅アトリエのミシンスペース

愛用しているミシン糸

まずはじめに私が愛用しているミシン糸について。
わたしの作品作りのメインは、1点物のサンプルを作ることです。
自分の服を作ったり、子どもの服を作ったりする皆さんと同じで、1点1点違う布地を使います。

違う布地を使う = ミシン糸もその都度違う

ということで、ミシン糸がどんどん増えていくわけです。
以前は100均の糸なども使っていましたが、今は使うことはまずありません。(毛羽立っていて縫い目がきれいに見えないので)

ミシンテーブルの下
無印商品の引き出し収納
(奥にボビンキャッチャー)

ミシン糸の収納

愛用のミシン糸はフジックスというメーカーさんの「シャッペスパン」です。ミシンをする人の中では「シャッペ」と呼ばれている超有名な糸。
私の場合、あまり繊細な布地を使うことがないので60番でほとんどのものを縫っています。

シャッペスパンは、ヨーロッパの長い伝統の中で育った「シルクシステム」と呼ばれる特殊な加工方法で紡績された、ポリエステル高級縫い糸です。スパンシルクのすぐれた加工技術を受け継いだシャッペスパン縫い糸は、強さと美しさ、ばつぐんの縫いやすさを備えています。

株式会社フジックスHPより
よく使う色は太巻きで購入
(糸の数はこの引き出し3つ分あります…)
上糸と下糸を一緒に収納

以前は上糸と下糸(ボビンに巻いた糸)を別々に収納していましたが、最近は老眼のせいで色の識別に時間がかかるので「ボビンキャッチャー」を使って一緒に収納するようになりました。

これ以外の糸

お洋服を作る時は、本縫いの糸のほかに布端をかがるためのロックミシンの糸も必要になります。
え〜ロックミシン欲しいけど糸も必要なんだ〜
と、なかなかロックミシンに手を出せずに家庭用ミシンのジグザグ機能で頑張っている方も多いですよね。

工業用糸「キングスパン」

お洋服を1着作るためだけにロックミシン用の糸を3本とか4本とか買わなくちゃいけないの?なんて思っている方はご安心を。

1本の太巻きを買って小分けにすれば大丈夫です♪
自分で頑張って小分けにするのもいいですが、私は糸屋さんの小分けサービスを利用しています。

工業用糸「キングスパン」60番

こちらの糸も「シャッペスパン」と同じメーカーフジックスさんの「キングスパン」を愛用しています。

「シャッペスパン」のほうがツヤ感があってきれいですが、糸がどんどん増えてしまうので「キングスパン」を持っている色は新しく買わずに本縫いもロックも「キングスパン」を使うようにしています。
(作品を販売する方は使い分けたほうがいいですよ〜)

キングスパンは、ポリエステル素材の中でもミシン糸用として特別に紡糸された、高強力、低伸度、低収縮タイプの原糸を用い、さらに高度な加工技術によって、一段と〈可縫性〉を高め、使用範囲を広げた、スーパークォリティのミシン糸です。

株式会社フジックスHPより
無印良品の収納ボックス

ミシン糸の収納(2)

糸は4本に小分け購入しているので、1本だけをすぐに見える場所に置き、残りの3本は収納ボックスなどに入れて色褪せないように保管しています。

1本だけ出しておくのはすぐに何色の糸を持っているかを確認するため。なるべく日の当たらないところに置いています。

IKEAの収納棚

アトリエの壁一面にあるIKEAの収納棚の中にも…
手前のほうに写っているのはバッグ作りでよく使う色の30番の太糸です。
型紙の控えや洋裁本と一緒に収納しています。

後ろがIKEAの収納棚(扉付き)

あとがき

糸や材料がたっぷり入った扉付きの収納棚の前のテーブルで、わたしは型紙を作っています。
早くこのアトリエに戻りたいー!

ご心配をおかけしていますが、先週退院して今は自宅療養中。まだ体力は戻っていませんがこんなふうにPC作業はできるぐらいまで回復しています!

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