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35)安心して着られる大人のノースリーブドレス

二の腕の太さが気になりはじめると着るのに勇気がいる「ノースリーブ」
でも、これからの日本の夏にノースリーブを除外して生きるのは厳しい気がするんです。(湿気とか、温暖化とかね〜)

先日の記事にも書きましたが今回研究したノースリーブについて、もう少し詳しく書いたので共有して頂けたら嬉しいです。
前回の記事をまだ読んでない方は↓コチラから)

大人が着られるノースリーブ

トワルチェック(アームホールのカーブ調整)

「アームホール」とは袖ぐり/腕を通す穴のことを言います。
ノースリーブのアームホールラインって難しいですよね〜
くりすぎると脇が見えてしまうし、肩先がかぶりすぎるとゴッツく見えてしまうし…
いろいろ試した結果、肩幅は広めにとって斜めにカットするのが一番細く見えるのではないかという結論に辿り着きました。

Pattern Label 「ノースリーブドレス

この肩先の位置がとっても重要で、なで肩・怒り肩・巻き肩…いろんなタイプの肩にそれなりに馴染むように考えるのに時間がかかりました。
前身頃と後ろ身頃で、肩線の傾斜とラインをあえて変えているのもその理由なので、ぜひ届いた型紙を見て確認してくださいね♪

Pattern Label 「ノースリーブドレス

横から見たデザインは、袖山がやや尖るラインにして、腕が少しでも細く見えるように工夫しました。
脇下部分は、下着が覗かないように位置を上げていましたが、脱ぎ着がしにくいのと、素材によってはワキ汗が気になるという理由で少しゆとりをもたせました。

おそらく汗対策でインナーを着る方が多いと思うので、多少脇にゆとりがあってもいいかなぁと思っています。

個人差がでる首まわり

トワルチェック(ネックライン調整)

ネックラインも何度かやり直した箇所です。
詰まりすぎると暑苦しいので少し大きめに開けていましたが、どうしてもチープ感が否めず…
前を上げたり、後ろを上げたり、縫っては試着を繰り返して。
前かがみになっても胸が覗かない、後ろはやや抜け感のあるラインに決めました。

Pattern Label 「ノースリーブドレス

お首まわりは、肩のまるみによって後ろに抜けてしまう人、抜けないで前にずれる人とさまざまなのでいつも悩みます。
いろんな体型の人に着れるようにするって本当に難しいですよね〜

ボディで基準を確認

トワルチェック(スタンに着せて調整)

この時点でインスタのストーリーを見た方は、まさかのミニ丈?って思ったかしら。
切替下側のフレア部分はテントドレスの時に完成されたラインが出来上がっていたので今回は上の部分だけを研究しました。

型紙を作る時、基準がブレないように同じスタン(ボディ)を使っています。ここ数年使っているのはややゆとりのあるミセス体型のオリジナルです。

Pattern Label 「ノースリーブドレス」
モデル身長159cm 使用布地:リネンツイル

あとがき

パターンレーベルの型紙は、できるだけ多くの体型の方に着て頂けるように標準的なラインで作っています。
アイテム選びの基準となるのは自分が本当に欲しいもの!
そうじゃないと何度もトワルを組んだり、何度も縫い方を考えたり、もっともっとを追求して楽しんで作ることができないのです。
そんなふうに思いを込めて作った型紙を一緒に使ってもらえて、私は本当に幸せだなぁと思っています♪

最後まで読んでいただき有難うございます。
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毎回即日完売している「布地キット」も本日入荷予定です!

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