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【寄稿】笑顔が広がる社会を目指して~誰でも気軽に立ち寄れる場所~

この記事は、大学生ライターによる寄稿です。

はじめに
 私たちはNPO法人オカヤマビューティサミット(OBS)の柚木幸子さんにインタビューに行きました。OBSは、「女性が笑顔に。子供が笑顔に。社会が笑顔に。」を目指して様々な活動を行っています。
 今回は、OBSがどのような活動をおこなっているのか、また、自立支援についてエステティシャンの柚木さんの思い、私たちが勉強している福祉とどのようなつながりがあるのかなどを紹介します。

OBSの活動
 柚木さんは、東日本大震災の時の社会貢献活動に携わる中で、被災者の方たちに働く場所が必要だと感じたそうです。「子どもの貧困解決のために何かできないか」という誘いがあり、学歴がなくても技術を身に着け、経済的自立を促す、エステティシャンの技術取得と就労支援のためOBSを立ち上げました。主な活動として、未来につながる居場所「結yui」での女性の自立や子どもの貧困解決に向けて取り組んでいます。悩みや不安を抱えている女性や家庭に寄り添い、美容の面からも女性の自立を支えています。

きれいになることが自立につながる!?
 美容と聞くと、「メイクをする」「おしゃれする」など、外見をきれいにするという印象が強いかもしれません。しかし、外見ではなく内面からきれいになることが大切だと柚木さんに教えて頂きました。自立支援において、利用者自身の心の状態も大切です。内面からきれいになることで、自分に自信が持てるようになり、自立への意欲にもつながることが分かりました。

★楽しい状態、心が落ち着いた状態でいると家でも会社でも笑顔でいられる!!!

私たちが考える美容と福祉
福祉を学ぶ私たちが、美容と福祉の共通点について考えてみました。

🌸傾聴
相手の言葉や気持ちをありのままに受け止める(受容)
共感しながら話を聞くことで、信頼関係や安心感が生まれる

🌸寄り添い
一人ひとりの悩みに寄り添って相手に合った支援を一緒に考える

🌸連携
悩みに応じて、各連携機関・行政などにもつないでいる

★普段なくても生きていける物を諦めて、最低限の生活を支援することだけが福祉の仕事でなく、より楽しく、笑顔で生きていけることができるように支援することが大切

私たちにできる支援
・Amazonみんなで応援プログラム
  おもちゃや生活用品を寄付
・サイトから寄付
  毎月定額or都度寄付
・エステを受ける
  オカヤマビューティサミットが運営するエステサロンの施術を受ける
   →施術代金の一部が支援活動に使用される
・スタッフ、ボランティアとして活動
  カウンセリングや子育て等の経験を活かす

まとめ
初めは、美容と福祉の関連性を想像出来ませんでしたが、それぞれの業界の特性を活かし、連携をすることで人や社会に多様なアプローチができると学びました。
支援には、行政や民間ができることと、私たち個人ができることなど、それぞれに違った形があることが分かりました。些細なことでも自分にできることから始めることが大切だと思います。私たちも今後、限られた制度やサービスの中だけでなく、様々な角度から支援の可能性を広げられるソーシャルワーカーを目指していきたいです。

ノートルダム清心女子大学 人間生活学科 社会福祉士課程
岡崎美波 佐藤由依 藤原千嘉

インタビュー日時:2021年11月16日


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