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そうだ 東北、行こう。

私は仙台に住んでいる。そしてnoteを通じて、東北地方に来る人(観光・商売・進学・移住)を増やしたいと考えている。そこでこの記事では、私がこれまで現地で観てきた東北地方のイベントを動画を添えて紹介する。最後に仙台に関する参考情報を添える。あなたが東北地方ではないところに住んでいるのであれば、この記事を読み終えて「そうだ 東北、行こう。」と決心してもらえれば幸いである。

なお、仙台の観光スポットというと仙台城跡くらいであとは宮城県全域まで広げれば松島が入ってくるのだが、仙台は場所を楽しむ街というよりはイベントを楽しむ街である。特に宮城県庁と仙台市役所のお膝元である勾当台公園では頻繁にイベントを催しており、屋台が並ぶのは珍しくない。事前に勾当台公園のイベント情報を確認して来仙日程を決めることをおすすめする。「仙台のイベントって七夕まつりしか知らない」という人はぜひこの記事と上記イベント情報を参考にしてもらいたい。特に後述の仙台青葉まつりと定禅寺ストリートジャズフェスティバルは必見である。

後述のイベントの並び順は、この記事を書き始めたのが2018/10/03ということもあり、10月以降に行われるイベントを時系列に並べた。必要に応じて外部サイトへのリンクを掲載したので併せて参考にしてもらいたい。

みちのくYOSAKOIまつり

仙台では10月上旬にみちのくYOSAKOIまつりが行われる。主な会場は勾当台公園であり、参加チームが鮮やかな衣装を纏い派手な演舞を披露する。2017年の総踊りを収録した動画を掲載する。

大曲の花火 秋の章

東北地方で有名な花火大会といえば秋田県大仙市の大曲の花火である。最も規模が大きい全国花火競技大会は8月下旬に行われるのだが、大曲では季節ごとに花火大会が行われる。会場は冬の章のみ異なる。最も規模が大きい全国花火競技大会は混雑するが、秋の章は比較的余裕があり、気温が下がって澄んだ夜空は花火が際立つのでおすすめである。
大曲の花火 全国花火競技大会:毎年8月下旬 雄物川河畔
大曲の花火 秋の章:毎年10月中旬 雄物川河畔
大曲の花火 冬の章:毎年3月下旬 大曲ファミリースキー場
大曲の花火 春の章:毎年5月中旬 雄物川河畔

2017年の大曲の花火 秋の章を収録した動画を掲載する。なお花火打ち上げ時のBGMで一部YouTubeへの掲載NGがあり、該当箇所は音声なしとした。

SENDAI光のページェント

仙台の12月といえば定禅寺通りの街路樹をイルミネーションが照らすSENDAI光のページェントである。開催期間中はサンタクロースの衣装で定禅寺通りをパレードするイベントや、特設スケートリンクが設けられ多くの観光客で賑わう。2017年のSENDAI光のページェントを収録した動画を掲載する。

大崎八幡宮の松焚祭

毎年1月14日は全国的に左義長(どんと祭)が行われる日であり、仙台では大崎八幡宮にて松焚祭が行われる。当日はさらしに草履という格好で大崎八幡宮を参拝する「裸参り」を仙台市のいたるところで見ることができる。2018年の松焚祭を収録した動画を掲載する。

東北の桜

東北地方で桜の季節におすすめの花見スポットを2つ紹介する。まずは宮城県の桜の見所として有名な一目千本桜である。JR大河原駅~JR船岡駅の線路に沿うように流れる白石川は両岸に桜並木があり、視界のはるか先まで並ぶ満開の桜を楽しむことができる。2018年の一目千本桜を収録した動画を掲載する。

続いて青森県の桜の見所として有名な弘前公園である。特筆すべきは濠に桜の花びらが浮かぶことでつくられる「花筏」である。またライトアップされた夜桜が濠の水面に映る様も圧巻である。2018年の弘前公園の桜を収録した動画を掲載する。

仙台青葉まつり

5月の仙台を盛り上げるのは仙台青葉まつりである。仙台には「すずめ踊り」という伝統的な踊りがあり、仙台青葉まつりでは2日間に渡って踊り子たちが舞を披露する。特に総踊りと呼ばれる、参加チーム全員が一斉に踊る様は圧巻である。七夕まつりが七夕飾りを楽しむ「静」の祭であるのに対して仙台青葉まつりはにぎやかな「動」の祭である。2016年の総踊りと、2018年の勾当台公園特設ステージでの演舞を収録した動画を掲載する。

杜の都大茶会

5月下旬に勾当台公園では茶道の流派が集まって野点を行う杜の都大茶会が行われる。茶道というと服装や作法が厳格な印象を持つかもしれないがこのイベントはラフな格好で気軽に茶を楽しめる。また茶席は腰掛ける形なので正座で足がしびれることもない。2018年の杜の都大茶会を収録した動画を掲載する。

仙台の花火大会

仙台は全国の自治体では珍しく、花火大会が市内で3回催される。毎年8月5日の仙台七夕花火祭、毎年8月20日の広瀬川灯ろう流し、毎年8月下旬の土曜日に行われる泉区民ふるさとまつりである。また夏の東北楽天ゴールデンイーグルスのホームゲームでは楽天生命パーク宮城にて花火が打ち上げられる。最も打ち上げ花火数が多く混雑するのは仙台七夕花火祭であるが、打ち上げ会場となる西公園周辺は木が視界を遮るので花火の見晴らしの良さという点ではいまいちである。おすすめは周りに遮るものがない広瀬川灯ろう流しと泉区民ふるさとまつりである。ただし泉区民ふるさとまつりは大曲の花火 全国花火競技大会と同日開催なので花火好きは二択を迫られる。2016年の仙台七夕花火祭、2017年の広瀬川灯ろう流し、2016年の泉区民ふるさとまつりを収録した動画を掲載する。

また仙台市の隣にある名取市では毎年8月上旬の土曜日になとり夏まつりが行われる。小学校のグラウンドが会場となり、こちらも花火を遮るものがないのでおすすめである。2016年のなとり夏まつりを収録した動画を掲載する。

仙台七夕まつり

続いて仙台のイベントでは全国で最も知名度が高いであろう仙台七夕まつりである。これは仙台駅~勾当台公園をつなぐアーケードを主な会場として、各商店が七夕飾りを飾って街を彩るイベントであり、毎年8月6~8日に開催される。飾り付けだけではなく、勾当台公園では「おまつり広場」と称したステージが設けられ音楽や踊りで祭を盛り上げる。2016年の仙台七夕まつりを収録した動画を掲載する。特に1つ目の動画は仙台駅~勾当台公園を歩いた様子が収録されており、会場がどれくらいの長さがあるか知りたい人におすすめである。

仙台竹灯り

観光客でにぎわった仙台七夕まつりが終わった後で、七夕飾りの竹を使って静かに行われるのが仙台竹灯りである。仙台七夕まつりをよく知っていても仙台竹灯りを知っている観光客は少ないのではなかろうか。これは竹を切って蝋燭を灯しアーケードを照らすイベントである。2017年の仙台竹灯りを収録した動画を掲載する。

定禅寺ストリートジャズフェスティバル

仙台七夕まつりが終わって秋の到来を告げるのが毎年9月に行われる定禅寺ストリートジャズフェスティバルである。これは仙台市中心部の屋内・屋外に約40箇所のステージが設けられ様々なアーティストが一斉に演奏を披露し、街中に音楽があふれるイベントである。アーティストはソロ演奏もあればジャズのビッグバンドもあり様々である。2013~2016年の定禅寺ストリートジャズフェスティバルを収録した動画を掲載する。

オクトーバーフェスト

全国各地で行われるようになったオクトーバーフェストだが、仙台では毎年7月に東北オクトーバーフェスト、毎年9月に仙台オクトーバーフェストが行われる。いずれも会場は錦町公園であり、テントが設けられて音楽を楽しみながらビールを味わう点は共通している。2016年と2018年の東北オクトーバーフェストと仙台オクトーバーフェストを収録した動画を掲載する。

東北オクトーバーフェスト

仙台オクトーバーフェスト

フルーティアふくしま

イベントではないが、JR郡山駅を発着点としてリゾート列車「フルーティアふくしま」が運行している。この列車はレストラン列車であり、乗客は特製スイーツを食べながら目的地まで移動することができる。新幹線や在来線と異なり乗車日当日に乗車することは不可能であり、乗車日の1週間程度前までにJR東日本の駅にあるびゅうプラザで切符を買うことで乗車可能となる。車内の様子を収録した動画を掲載する。

アイスリンク仙台

これもイベントではないが、フィギュアスケートのファンが聖地として訪れることが増えてきたアイスリンク仙台へのアクセス方法を紹介する。仙台駅から行く場合、仙台市営地下鉄南北線で泉中央駅か八乙女駅まで乗車して宮城交通バスで「高玉町公園前」というバス停で下車するのがおすすめである。ただしバスは1時間に1本程度の時間帯もあるので泉中央駅から15分ほどかけて歩く方が早いこともある。バス停に着くと目の前はフットサル場で、アイスリンク仙台の入口はバスを降りた道路から見て、フットサル場の奥にある。同じ敷地内のカインズ仙台泉店の店舗入口から右に行ったあたりである。

参考情報

交通情報
・首都圏から仙台に来る場合は東北新幹線での移動をおすすめする。東京駅~仙台駅は東北新幹線はやぶさで片道約100分で移動できる。2018/10/03時点のJRの料金体系ではモバイルSuica特急券「モバトク」(普通車)で片道9,970円である。
・関西圏から仙台に来る場合は飛行機での移動をおすすめする。仙台空港へ移動後、仙台空港駅~仙台駅は仙台空港アクセス線に約25分乗車しSuicaで648円である。仙台空港までの移動は安価に済ませるならば関西国際空港からPeachに乗るか、神戸空港からSKYMARKに乗ることをおすすめする。早めの予約が成功すれば割引が効いて、東京駅~仙台駅を新幹線で移動するのと同程度の金額で関西圏から仙台に移動することもできる。
・仙台市内の電車(JR、地下鉄)およびバスはSuicaに対応している。ただし観光目的で来仙して地下鉄を何度も乗り降りするのであれば、地下鉄は最低でも200円かかるので駅で一日乗車券を買うことをおすすめする。
・仙台市内を走る主なバスは仙台市交通局が運営する市バスと、宮城交通が運営するバスがある(他にも愛子観光バスやタケヤ交通もある)。それぞれの業者で、バス停へのバス接近情報を知らせる「どこバス仙台」というサイトを運営しており、両サイトは連携していないのでバス利用者は両方のサイトで確認する必要がある。
仙台市交通局(市バス)のどこバス仙台
宮城交通のどこバス仙台
市バスも宮城交通も後ろから乗り前方から降りる方式で運賃は後払いである。乗車時にSuicaをリーダにかざすか整理券を取るのを忘れないこと。

仙台の風土
実は仙台は全国の都市の中で真夏日と真冬日の合計がきわめて少なく、また東北地方では積雪の少ない地域でもあるので身体にやさしい街である。仙台市もこの点をアピールしており、観光での滞在だけでなく居住地として仙台を選ぶことをおすすめする。

仙台の名物
仙台といえば牛タンという人は多いと思うが、他にも名物がある。以下に列挙する。さらに詳しい情報は伊達美味を参照いただきたい。
・ずんだもち
・ひょうたん揚げ
・笹かまぼこ
・萩の月
・三角油揚げ
・マーボー焼きそば
・仙台あおば餃子
・せり鍋
また宮城は水産物が豊富な県であり、宮城に来たら魚介類を食べることをおすすめする。仙台駅には3階のすし通りをはじめ寿司屋が多いので宮城の寿司を堪能していただきたい。

ちなみに仙台駅は2016年3月に西口と東口をつなぐ連絡通路がリニューアルされた。2016年以前に仙台に来た人は、この通路を見に来るのもまた一興である。

最後に

東北地方在住の人から「○○県のあのイベントが、あの名所が紹介されてない!」と苦情が来るかもしれないが、この記事は私が現地に行って動画を撮ったイベントに絞って紹介している。他にも特筆すべきイベントがあれば、ぜひあなたのnoteで紹介して東北地方のマーケットを盛り上げてもらえれば幸いである。

上記で紹介した動画の他にも、私のYouTubeチャンネルでは仙台のイベントを再生リストで紹介している。気になったイベントがあればぜひ来仙してもらえれば幸いである。


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