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目標達成のために大切な心理的安全性の作り方

”心理的安全性”という言葉が広く知られるようになりました。
現代のビジネスだけではなく、スポーツやあらゆる組織やチームの成功には欠かせません。そのためには、「メンバーが自分の意見を自由に言え、失敗を恐れずに挑戦できる環境」を指していくことが重要です。
今回は、”心理的安全性”の重要性と、それを高めるための具体的なアクションについてお話します。


◎具体的な取り組みの1つ~役割の明確化~

”心理的安全性”を高めるために、特に「役割の明確化」に焦点を当てた具体的な取り組みを紹介します。役割を明確にすることで、メンバーが自分の貢献が認められ、安心感が生まれます。

1. 役割の明確化

ここでのポイントは、Todoを管理する目的ではありません。
目の前の課題に取り組むことで、気が付くと視野が狭くなり、同時に思考も狭くなることがあります。
ここでは、改めて、全員が俯瞰することで、自分の役割を再認識し、他のメンバーの状況も理解することが大事になります。

  • 定期的なミーティング:週に一度、全員が参加するミーティングを開催し、各自の役割や進捗状況をお互いに目線合わせをします。

  • 役割カードの作成:各メンバーに、自分の役割と責任を書いたカードを持たせます。これを見える場所に置くことで、いつでも確認でき、自分の役割を意識しやすくなります。

  • 目標設定とフィードバック:各メンバーに具体的な目標を設定し、定期的にフィードバックを行います。例えば、メンバー個別に目標を設定し、達成度をお互いに評価してフィードバックを提供します。これにより、メンバーは自分の成長を実感しやすくなります。

2. サポート体制の強化

ここでのポイントは、アドバイスや指示などを明確にするということではなく、一緒に考えていく、そのためにチームで共通の問いを用意し、それを一緒に考えて行くスタンスが重要です。

  • メンタリング制度:経験豊富なメンバーが新しいメンバーのメンターとなり、日常的なサポートを行います。これにより、新しいメンバーが早くチームに馴染み、”心理的安全性”を感じやすくなります。

  • 問題解決のワークショップ:定期的に問題解決のためのワークショップを開催し、チーム全員で解決策を考えます。これにより、チーム全体で協力し合う風土が醸成されます。

  • リーダーシップトレーニング:リーダーには、”心理的安全性”を高めるためのリーダーシップトレーニングを行います。リーダー自身が”心理的安全性”を理解し、メンバーに対して適切なサポートを提供できるようになります。

◎WBC日本優勝から考える

2023年、WBCで日本の野球チームが優勝しました。選手たちはお互いを尊敬し、信頼し合い、チームのために何ができるかを考えて行動した結果なのではないでしょうか。選手一人ひとりの力が最大限に引き出され、チーム全体の目標を達成することができました。
これはまさに、”心理的安全性”が高かったといえるのではないでしょうか。

まとめ

”心理的安全性”を高めることは、チームの目標達成に不可欠です。役割を明確にし、適切なサポート体制を整えることで、メンバーが安心して意見を言い合い、失敗を恐れずに挑戦できる環境を作ることができます。

アドラー心理学では、「共同体感覚」という考えがあります。これは、”心理的安全性”の基礎となる考え方であり、現代のビジネスにおいても非常に有用なのだと思います。


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