市内RPG 36魔法使いの将棋
ぼくら、レベル10。戦士、勇者、魔法使い、僧侶の高校生パーティーは魔王を求めて、子郡市のエオンショッピングセンターの段ジョン4階を探索している。
薄暗いオレンジのライトに照らされる仲、巨大将棋盤の上で「魔法使いの将棋」の対局が続いている。
采配しているのは、魔法使いヒラだ。最近、じいちゃんに勝ったと自信ありげだったが、最初に歩兵のぼくを敵方に取られてしまった。勇者の駒が1番最初に取られるだなんて、これはだめなんじゃないか。
しかし、その後は、なかなか善戦しているようだ。