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おやつ=食事 はOK!?-「補食」という考え方-【おやつ】

「おやつ」と「補食」は、”朝昼晩の3食以外に食べる”という点で食事の概念としては似ていますが、その意味や役割は異なります。


「おやつ」と「補食」の違いとは?

まず、「おやつ」とは、主に食事の間に食べる”軽食”のことを指します。
一般的に一時的な満足感や楽しみを求めて摂取されることが多く、甘いお菓子や、ジュース、ポテトチップスなど、栄養価の低い食品が多い傾向があります。
一方、「補食」は、主食や副菜、主菜の栄養バランスを補うために摂取される食事のことを指します。具体的には、果物や野菜、チーズ、ヨーグルト、ナッツ類など、栄養価の高い食品が選ばれます。

おやつの落とし穴

一般的な「おやつ」は、栄養価を第一に考えられているわけではなく、食事の代替となるものではありません。
甘いものやジュースなど、栄養価の低いおやつを食べ過ぎると、肥満やむし歯を引き起こすことがあります。

子どもの頃にむし歯や肥満があると将来もなりやすくなります

また、おやつを過剰に摂取すると、食事の量が減ってしまい、栄養バランスが崩れる原因ともなります。したがって、適度な量栄養価の高いおやつを選ぶことが大切です。

2~3歳児のおやつは「補食」の考え方で

「補食」は、栄養バランスを整えるためのものであり、子どもたちの成長に欠かせない栄養素を効率的に摂取することができます。
特に、2~3歳の幼児期は、身体が急速に発達する時期であり、必要な栄養素を十分に摂取することが大切です。果物や野菜、乳製品など、栄養バランスの良い補食は健やかな成長の助けになります。

すこやかに!

補食の選び方と注意点

補食には、適切な量や種類があります。
あまりにも偏った栄養バランスの補食を摂取すると、栄養過剰や不足が生じ、健康被害を引き起こす可能性があります。また、食事に合わせて補食を選ぶことも重要であり、食事でバランスよく十分な量を摂取できている場合は、補食の必要性が低くなります。

最近では、栄養バランスの良さを謳ったおやつが市販されているため、選択肢が広がっています。しかし、適切な量や種類を選ぶことが大切であることに変わりはありません。
また、子どもたちには、食べ物の味や香り、見た目などを楽しめるよう、様々な食材を使った補食やおやつを提供することも大切です。

一緒に作るのもいいですね!

健康的な食生活を目指すために

「おやつ」と「補食」は、食事の概念としては似ていますが、その意味や役割は異なります。
健康的な食生活を送るためには、適切な量と種類の「おやつ」の摂取と、栄養バランスの良い「補食」の摂取を心がけることが大切です。親子で一緒に健康的な食生活を目指しましょう。

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