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自分の適正体重を知っていますか?【Healthy Life】

みなさん、体重計に乗って一喜一憂した経験はありませんか?
毎日の生活の中で少し太ったり痩せたりということはあると思います。
血液検査やCTなど健康度を測る方法はたくさんありますが、その中でも今回はご自宅でも簡単に計算できる『適正体重』についてお伝えします。

☆適正体重を知る☆

適正体重はBMI(Body Mass Index)という体格指数を使って計算します。
まずは自分のBMIを計算してみましょう!

日本人の食事摂取基準(2020年版)の中では、目標とするBMIの適正範囲が示されていますので下の表から自分のBMIが適正かどうか確認することができます。

いかがでしたか? 日本人の場合、
「18.5未満で痩せ」「25以上で肥満」
と判定されます。
現在成人の男性では約30%、女性では約20%の人が肥満であり、男性はここ10年で増えている傾向にあります。反対に痩せの人は男性では約4%、女性では約10%となっています。

☆BMIについて知る☆

BMI(Body Mass Index)は身長と体重から計算される値です。健康な体重は「死因を問わず最も死亡率が低くなるBMI」で示されており、死亡率が最も低くなるBMIはBMI=22と分かっています。健康で長生きするためには痩せでも肥満でもなくBMI=22に近い体重を維持することが大切です。

「痩せ」の場合には、基礎代謝や免疫力が落ちて風邪や病気にかかりやすくなったり、骨も弱ってしまうことから骨粗鬆症のリスクも高くなります。
「肥満」の場合には、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病にかかるリスクが高くなってしまいます。

食事や行動の制限なくお食事やお出かけ、趣味などの楽しみを続けるためにも適正体重を目指しましょう!


☆適正範囲ではなかった時☆

適正範囲を知っていると、もし自分が痩せや肥満になった場合に役に立ちます。食事の調整や運動を始める時にも、体重の目標が立てやすいですよね。
病気などの無い成人の場合、体重が増えたり減ったりするのは摂取するエネルギー(食事)消費するエネルギー(運動)バランスが崩れている時だといえます。
つまり、摂取エネルギーよりも消費エネルギーが大きければ痩せていき、反対に消費エネルギーよりも摂取エネルギーが大きければ太っていくということです。

摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスをとることが大切です
 

例えば体重が増えて太ってしまったという場合…
①食事の量や、高カロリーの食事が増えて摂取するエネルギーが消費するエネルギーよりも多くなった
②体を動かす機会が減って消費するエネルギーが摂取するエネルギーよりも少なくなった
という2つのパターンが考えられます。

①の場合であれば食事の内容を今一度振り返ってみて「揚げ物を減らす」「野菜を一皿多くとる」など食事バランスの改善を心がけましょう。
②の場合であれば「エレベーターではなく階段を使う」「ひと駅多く歩く」など日常生活に運動をとりいれることを心がけましょう。

☆まとめ☆

自分の体重と身長から適正なBMIを知ることができましたか?
適正範囲に入っていた方はぜひ健康な体を維持していきながら1ヶ月ごとや3ヶ月ごとなど期間を決めて自分の体重チェックをしてみましょう!
今回適正範囲でなかった方は食生活や生活習慣を見直すきっかけにしていただければと思います。

何をどう改善していいかわからない!
自分に合った食事量や食べ方について知りたい!

という方はぜひお気軽に当センターの管理栄養士にご相談ください。
おひとりおひとりに合わせた健康サポートをご提案させていただきます!

今回の記事は管理栄養士足達が担当いたしました!

参考
・日本人の食事摂取基準(2020年版)
・2019年度国民健康栄養調査


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