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若い人は歯周病にならない!?若い世代から定期健診が重要なワケ!【Happy SMILE】

こんにちは☺
そろそろ2022年も終わりに近づいてきましたね⛄
今年付着した歯の汚れを落としに歯科医院に行きたくなっているのではないでしょうか。

ところで、みなさん歯周病は若いうちは発症しないと思っていませんか?
『自分は歯周病ではない』と思っている方も少なくないと思います。
私も自分は歯周病だなんて考えてもいませんでした🥵💦

実は、歯を失ってしまう原因の第一位が『歯周病』で、虫歯よりも高い割合をしめているのです。
また、国民の8割の方が歯周病であると言われています。

歯を失う原因

では、歯周病になると全身にどのような影響があるのでしょうか。

歯周病は生活習慣病(糖尿病や高血圧、肥満 etc…)と深く関わりがあると言われています。
これら生活習慣病が悪化してしまうと、透析や心不全、認知症、心疾患など重篤な病気を患ってしまいます。
そして、歯周病の菌は腸内に生きたまま届くことが確認されているため、腸内細菌叢を乱すと言われています。

歯を失ってしまうと、義歯(入れ歯)やインプラントなどを装着することになります。
そうすると、噛むための筋肉が衰えるため顔貌に変化が生じてしまいます。
上の前歯が無くなってしまうと、唇に皺ができやすくなります。
下の歯が無くなってしまうと、顎のメリハリがなくなってしまいます。

生涯自分の歯でおいしいごはんを食べるためにも、健康で長生きするためにも、若々しくいるためにも、歯周病を悪化させないことが重要です。


先程国民の8割の方が歯周病と述べましたが、
実際に自分が歯周病であると認識している人はどれくらいいるのでしょうか?
ちなみに、私は歯科医院で働いてから初めて歯周病の検査を行いましたが、中等度の歯周病でした💦💦(現 23歳女性)
まさか自分が歯周病であるとは思いもしませんでした🙀
このように歯周病は『無自覚のまま進行する』と言われており、
自分でも気づかないうちに歯周病が悪化していることがあります。

実際に歯周病の自覚症状がある方は、15~24歳では5%以下、65歳未満の成人で概ね15%です。
このことから、若い世代の方は特に歯周病の自覚症状を持っている方が少ないと言えます。

どんな症状がでたら歯周病?


歯周病セルフチェックにて、自分が何個当てはまるのか数えてみてください。

日本臨床歯周病学会のセルフチェックリスト

皆さん何個当てはまりましたか?

✔チェックが1~3個の場合

歯周病の可能性があるため、軽度のうちに 治療を受けましょう。

✔チェックが4~5個以上の場合

中等度以上に歯周病が進行している可能性 があります。早期に歯周病の治療を受けま しょう。

✔チェックがない場合

チェックがない場合でも無症状で歯周病が進行することがあるため1年に1回は歯科検診を受けましょう☺


歯周病の原因ってなに?


ところで、、、
歯周病を引き起こす主な原因はなんでしょう、、、
主な原因は、歯の汚れ、歯垢です。
それに加えて、免疫や遺伝、悪い生活習慣(喫煙、糖尿病、ストレス等)が重なることで悪化させていまいます。

歯周病の原因

歯周病を引き起こす一番の原因である『歯の汚れ』
これは歯の表面に付着している歯周病菌が原因です。
この歯周病菌は高校生の段階では、歯の表面に 5%未満にとどまっていますが、最終的には 60%にまで達してしまいます。

いつ歯周病菌に感染するの?



一体いつ日本人は歯周病菌に感染していると思いますか?

🟡家族から(食べ物についた唾液を介した)間接感染
🟡キスなどによる直接感染
🟡他人との食物を介した唾液感染

など日常的な場面で歯周病に感染してしまいます。

最も歯周病原性が高いと言われているP.gingivalis と呼ばれている菌は18歳頃より口腔内に定着し始め 口腔細菌叢(細菌の集まり)は20代後半に完成すると言われています。

しかし、歯周病の菌は感染したからと言ってすぐに発症するわけでも無く、全員が発症するわけではありません
歯周病菌と歯茎の抵抗力のバランスが取れている状態では健康を保持でき、このバランスが崩れてしまうと歯周病になる危険性が上がります。
そのため、感染した18歳頃から歯周病が発症すると言われている中年期までの間で発症させない、または悪化させない、ことが重要です。

では、歯周病にならないため、また悪化させないためにはどうしたら良いのでしょうか。
歯周病の進行を抑えるためには、まず歯に付着した歯垢を落とさなければ、進行を止められません。
歯垢を落とすためには、ご自分で正しいブラッシング方法で歯を磨くセルフケアと歯科医院にて歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアを行うことが大事です。
また、悪い生活習慣により歯周病の菌は暴れだしてしまうため、正しい生活習慣により免疫力を高めることも重要です。

歯周病予防に効果的な栄養素の記事はこちらに記載されていますので、ぜひこちらも併せてご覧ください🙇‍♀


歯周病が発症すると言われている30代ではなく、歯周病を発症する前の若いうちから歯科医院にて定期メンテナンスを受け、歯に付着した汚れを落とす必要があります。
お近くの歯科医院にて検診を!!
また、当施設には管理栄養士を在籍しております。
お口の状態と全身の健康についてのサポートをしておりますので、
ぜひお越しください❤

【参考】
https://www.jda.or.jp/pr/pdf/happysmile/happysmile_vol23.pdf

https://www.jacp.net/perio/about/

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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今回の記事は管理栄養士の濱田が担当いたしました!





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