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寝酒は眠りを妨げる

眠れないから寝酒を飲む。

眠れない時の対処法に、寝酒を使う人はとても多いです。
男性は 48.3%
女性は 18.3% 
もの人が週1回以上、眠るために寝酒を飲むとのデータがあります。

寝酒は睡眠に良いとは決して言えません。

確かに、寝付きは良いでしょう。
寝付きがいいのと、良い睡眠は全然違います。

寝付きは良くても、深く眠れないのです。
寝酒によって眠くなるのは、脳の中枢神経の働きが抑えられ眠気が起きているためです。
本来の自然な眠りとは違うので、深い眠りが起きないのは当然とも言えます。

夜中に目が覚めることも多いです。
アルコールの分解により覚醒物質が発生し、脳の働きを抑える作用もなくなり、目が覚めやすいです。
目は覚めなくとも、浅い眠りになりやすいのです。
さらに利尿作用もあるため、尿意でも起きてしまいます。

結果的に、疲れやダルさを翌日に持ち越し、眠気も残ります。
睡眠負債も溜まっていきます。

眠るためと思っているものが、睡眠の質を格段に下げているとしたら。
同時にそれは、健康の土台も下げていることになります。

健康第一です。
自分の健康は、自分以外の誰も守れません。
良質な睡眠も、自分で作るしかありません。

睡眠が整っていてこそ、健康を守れます。

親と子どものための睡眠専門家
椎葉ゆう子

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