元気な身体は、成長ホルモンのお陰
寝ている間に分泌される成長ホルモンは、
子どもの成長にはとても重要です。
なぜかというと、
・免疫力を高めて、病気やケガに強い身体を作る
・脂肪細胞が分解されて、肥満を予防する
・骨や筋肉を作り、身長を伸ばす
・ガンの発症を予防する
などの役割があるからです。
「成長」とついているから、大人には関係ない
と思われている方も時にいらっしゃいますが、
そんな事はありません。
大人にも重要なホルモンです。
ケガや病気を治りやすくして、
肌にハリや潤いを与えるのも、
成長ホルモンのお陰だからです。
成長ホルモンは、寝れば自然に分泌されるものではありません。
寝ついてから、最初の3時間の最も深い眠りの時に1日の約8割が分泌されるのです。
眠りはじめの3時間にどれだけ深く眠れるかがカギだと言えます。
どうしたら深く眠り、成長ホルモンを十分に分泌させることができるか。
5つの方法をご紹介します。
①寝る3時間前までに夕食を済ませておく。
成長ホルモンは、空腹時に分泌されやすいからです。
時間的にむずかしい時は、消化の良いものを食べましょう。
②静かで、暗く、寒すぎず暑すぎない寝室環境で眠る。
寝ついてから3時間の間に8割の成長ホルモンが分泌されるので、3時間目が覚めることがないような寝室環境も大切です。
③アロマの香りでリラックスする。
アロマの香りは0.2秒で脳に届き、神経や筋肉をゆるめて深い眠りへ導きます。
好きな香りは、心身の癒しにもなります。
④身体の緊張をほぐすストレッチをする。
筋肉がほぐれると、血流も良くなり、熟睡しやすくなります。
⑤寝る60分~90分前に入浴を済ませる。
入浴で深部体温をグッと上げると、その後スムーズに下がり、深い眠りに入れます。
成長ホルモンは、眠りの深さだけでなく、睡眠時間と就寝時間も関係しています。
睡眠時間が短かったり、寝る時間がバラバラだと分泌量は減ってしまいます。
規則正しい生活リズムと十分な睡眠時間が必要だということです。
家族みんなでぐっすり深く眠り、成長ホルモンをしっかり出して、元気な毎日を過ごしましょう。
親と子どものための睡眠専門家
椎葉ゆう子
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