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親子で実践「鼻呼吸」

お子さんは、鼻で呼吸ができていますか?
口をポカンと開けていることはありませんか?
 
口がポカンと開いているのは、口で呼吸をしている可能性が高いです。
 
人は呼吸をしなければ生きていけません。
呼吸ができているなら、鼻でも口でもいいというわけではないのです。
 
哺乳類は鼻呼吸が基本です。
人間だけが言葉を話すことができるようになり、口呼吸も可能になりました。
ですが、呼吸のための器官は鼻です。
 
鼻から空気を吸うことで、鼻毛が天然のフィルターとなり、空気中のホコリや花粉、ゴミなどを除去してくれます。
 
一方で、口から空気を吸い込むと、ホコリなどの他にも、菌やウイルスも体内に侵入してしまいます。
乾燥した冷たい空気もダイレクトにのどや気管、肺まで入るために、身体も冷やしてしまいます。
 
さらに慢性的な口呼吸は、顔の形まで変わってしまうこともあります。
顔の幅が狭い、アゴが細い、歯並びが悪い、気道が狭いなどまとめると、このような顔です。

起きている時に口呼吸でいると、多くの場合、寝ている時も口呼吸です。
すると、イビキや無呼吸症候群も招くことになり、睡眠の質が著しく落ちてしまいます。
 
朝起きた時に、
口がカラカラに乾いている、のどがヒリヒリ痛い、唇がカサカサしているなどの場合は、
睡眠中に口呼吸になっている可能性が高いと考えられます。
 
鼻で自然に呼吸ができているかどうかも、睡眠の質を決めているのです。
 
お子さんに聞いてみると良いですよ。
 「息を吐いたり吸ったりするのは、どこでする?」と。
 
「口」と答えたお子さんや、親御さんがみて口呼吸をしているように感じるお子さんは、今日から対策をしてみましょう。
 
①なぜ口ではなく、鼻で呼吸をするのか理由を伝える。
集中力が落ちたりイライラしやすい、疲れやすくなる、病気や虫歯になりやすい、などの理由があります。
 
②お互いに注意し合う。
 「口を閉じようね」など声をかけ、親御さん自身も気を付けましょう。
 
③姿勢を気を付ける。
猫背になると口呼吸になりやすいです。
 
④左右の歯を均等に使い、口を閉じて食べる。
口呼吸の場合、食べる時に口で呼吸ができるように口を開けて食べたり、片側の歯だけを使って食べる事が多いと言われています。
日常的に口を閉じて両方の歯を均等に使うように練習すると良いでしょう。
 
⑤寝室は換気をして、涼しくきれいな空気にしておく。
暑かったり、空気が汚いと呼吸の質が落ちやすいです。
 

家ではマスクはしないと思うので、口元もよく見えます。
マスクの息苦しさから口呼吸になることも少ないです。
家族みんなで鼻呼吸で生活しましょう。

親と子どものための睡眠専門家
こども睡眠ジュニアマスターカウンセラー 
椎葉ゆう子

☆募集中です☆
3月12日㈯ 14:00~15:30

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