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読書なんかクソくらえ

1.出鼻をくじかれた…笑

皆さんの中には、外出自粛のおうち時間で読書をしようと考えている人もいるのではないでしょうか。

そんなあなたにまずはこの本をオススメします。

『読書について』(ショウペンハウエル著)です。

本自体も薄いし、最初の24ページ読むだけでも十分なので、ぜひ!


僕もおうち時間でたくさん本を読むぞ!と意気込んでいました。

タイトルからして、いかにも読書のススメ的な印象を受けますよね。

読書のよさとかが丁寧に書かれていると思いこんでいざ読んでみると、その内容は全くの逆でした。


2.読書なんかクソくらえ

冒頭から一貫して、読書は必要なとき(=自分の思想の湧出がとだえた時)のみに行うべき、特に多読はしてはならないと主張しています。


なぜなら、思索(=自らの頭で考えること)が何よりも重要であり、いつも自分の頭で考えたものをもとに話したり行動することが重要であるからです。

読書は他人の頭で考えることであり、思索の代用品でしかないとショウペンハウエルは強く主張します。

フリースタイルダンジョンで、FORKのサンプリングに対して、魅RIンが「誰かの言葉借りてきたところであんたのじゃねえよなそれ」言っていましたが、まさにこれですね。

どれくらい読書が与える影響が悪いかということを説明するのに、ショウペンハウエルの皮肉が止まりません。

女性タレントやOL,インスタグラマーをこき下ろすときの南海キャンディーズの山ちゃんくらい、ボキャブラリーたっぷりのパンチラインの雨あられで、声を出して笑ってしまいました。

気になる方は是非読んでみてください。笑


また、自分の頭で考えることは何よりも重要であるということは、生きる上、幸せになる上でも重要であると主張し、以下のように述べています。

「地上のいかなる幸福も、美しい豊かな精神が時をえて自らの中に見いだす幸福には比すべくもない」p21


3.攻略本ではなく、答え合わせとして使え

ショウペンハウエルが言いたかったことは、読書はあくまでも手段であり、何のために行うかという目的が重要、ということだと解釈しました。

まずは自分なりの仮説を立ててから、読書に臨めということですね。

就活のときや仕事でも、上司に質問するときは自分の考え、仮説をもっていけっていわれますよね。


正直、答え合わせとして、単なる引用元として今まで読書をしていた私は、今回も絶望することになりました(読書のよさって絶望できるところにあると思ってます)。

要は、自分の中に確固たる価値観がないがゆえに、手っ取り早く答えを知りたかったのです。

ですから、読書をするたびに私のハリボテの価値観は建て替えられ、ブレ続ける…といった具合でいつまでたっても自分の価値観が確立しなかったのだと感じました。

何のために生まれて何をして生きるのか答えれられない、何が自分の幸せで何をして喜ぶのかわからないまま、人生が終わるなんていやだ。

私が今後すべきなのは、自分の琴線に触れた言葉や出来事に対して、なぜカッコいいと思ったのか、ダッセえと思ったのかを深堀りすることで、自分自身の価値基準を明らかにしていくことだとわかりました。

18日分の本投稿は、日付をまたいでしまったという点で、時間を守れなかったためダッセえです。

しかし、日付をまたいだからといって諦めずに本投稿に取り組んだ姿勢は認めたいと思います。(カッコいいとはいってない)


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