納豆

長期入院してしまったフリーランス |#7 血液サラサラ

今日、体内に残っていたペースメーカーのワイヤーも抜き取ることができました。正確には引き抜ききれなかったので先端だけ切って1本体内に残ったままです。ワイヤーの先端は心臓についてるので、無理に引き抜くと傷つけてしまう恐れがあるとのことで、体内に残っていても特に問題ないそうです。医療ってすごい。

残っているのは腕に刺した点滴のみとなりました。

"感染性心内膜炎"の厄介な点で、心臓部の大きな菌の塊は切除しましたが、血液内にもまだ菌は残っているためそれを抗生剤で殺しきる必要があります。現状4時間おきに1日6回点滴を続けています。それを最低でも6週間継続する必要があるため、外を出歩けるようになるのはもしかしたら秋口になってしまうかもしれません。仕事やばい。

そして、弁置換術によって機械弁を取り付け無事サイボーグと化したわけですが、この機械弁、非常に丈夫で半永久的に壊れることはないそうです。よって、基本的に故障による再手術になる可能性はほぼないのですが、機械弁に血栓を作らないためにワーファリンという血液をサラサラにする薬を生涯飲み続ける必要があります。

期せずして血液もサラサラに。やったね?

以下ワーファリンのデメリットです。

①傷口からの血が止まりづらくなる。
血液を凝固させづらくするので、たとえば髭剃りなんかのちょっとした切り傷でもなかなか血が止まりません。現に、点滴の針を抜いた程度の出血でさえしばらく抑えていないといけないくらいです。日常生活、意外と気をつけないといけません。

②納豆が生涯食べられない。
これは納豆に限らないのですが、ビタミンKにワーファリンの効果を打ち消す作用があるらしく、これを多量に含む食品は避けなければなりません。
納豆のほかに青汁、クロレラ、その他緑黄色野菜や海藻など。納豆は決定的にダメみたいですが、他野菜類は少量ずつなら問題ないとのことです。

機械弁と付き合い続ける限り、この薬は切ってもきれない関係のようです。生涯の服用と通院が必要になります。

死ぬ直前くらいには納豆をまた食べようかなぁと思います。
ちなみに納豆には生卵と鰹節と刻みねぎと醤油を入れる派です。

続きます。



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