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最近気になる言葉「偶発的消費」

偶発的消費消費行動と呼ばれる、買い物をするときの心理みたいなものなんですが、なぜ最近これが気になるか?を今回はお話ししたいと思います。

最近、買い物してますか?買い物は楽しいですか?すごく興味を持っている買いたいものはありますか?私はちょっと前に比べると、だんだんこの楽しさが薄れてきている気がするんですが、気のせいでしょうか?

なぜなのか?と考えたとき「消費行動」に起因してる説が一番しっくりくるかな?・・なんて私は感じるんです。

消費行動【自律的消費】

消費行動は時代によって変わると言われていて、我々昭和のおじさんたちは、ものすごく買い物にこだわっていました。

例えば、45歳以上のおじさんって、セダンの車とかスポーツカーが好きだったり、マニュアル車にこだわったりする人多くないですか?うちの父なんか家電はパナソニックしか買わん!とか言ってましたし。

これは、消費=自分という考え方で、買ったものは自分のステータスで体の一部みたいなイメージです。このようにモノを自分におきかえ、こだわりをもって、多少高くても、強い意志を持って買う。これを自律的消費といいます。

消費行動【他律的消費】

そして時代が変わりモノがあふれている現在、例えば炊飯器を買おうと思ったとき、海外のモノから国産品、安い廉価版、高いハイエンド、選択肢は無限です。

比較のレビューを書いている、Youtuberとかインフルエンサーはたくさんいますし、製品の詳細な情報なんて、スマホで簡単に入手できます。これは、必要な情報を、必要なときにいつでもゲットできる情報社会の素晴らしい点です。

しかし、選択肢が多すぎる、情報量が多いという事は、自分の感性で選択する事を恐れたり、自分で選ぶ行為が、面倒に感じる事にもつながっていませんでしょうか。

このように自分の感性では選択せず、受け身となってしまう消費行動を「他律的消費」といいます。

買い物がつまらなくなった理由は?

人が充足感を感じるのは「感性」を刺激されたときだと言われています。

この説から考えると、最近買い物がつまらなくなってるのは「他律的消費」の文化がどんどん強くなり、感性が刺激されないのが、理由ではないかと思うんです。

消費行動【偶発的消費】

私は、これを取り戻すカギが「偶発的消費」ではないかと考えています。

偶発的消費とはいわゆる衝動買いがいちばん近いイメージです。

他律的消費とは違い、意図してない消費行動になるので、衝動買いをしたときは、比較で見つけた情報ではなく、自分の感性で買い物をした形になるので、幸せな気分が起きやすいとか。

私の場合は、適当に入った飲食店がものすごくおいしかったら、すごく感動するんですが、それがこれに近い話なんじゃないかと思ってます。

最近では、定期的な外出自粛が増えた事や、リモートワークの普及から、店舗だけではなく、ECサイトを併用した消費も増えてきました。

ただ、ECサイトでの買い物は便利なのですが、機械的かつ、手段と目的だけしか存在しないイメージがあるので、つまらないと感じる人は多いようです。

なので、様々なベンダーが、ECサイトを楽しくするためのソリューションを模索しています。

私もそんなソリューションを模索している一人なのですが、モノや情報があふれている今、必要なのは、偶発的消費のような仕組みを作り、消費を「心の充足」とリンクさせて楽しくする。

このような「感性」に訴えるソリューションなのではないでしょうか。

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