こんぶだし

高校図書館で司書として働いています。 大学卒業以来図書館業界で働いてますが、中の論理で…

こんぶだし

高校図書館で司書として働いています。 大学卒業以来図書館業界で働いてますが、中の論理ではなく外からの視点を取り入れて自分が働く立場や考え方をバージョンアップしてゆきたいと考えています。 日々の仕事を中心に感じたことを綴ってみるので図書館について興味ある方はご覧下さい

最近の記事

(新着本より)こんな本入れました

『音声ガイド聴く名画』(サンクチュアリ出版)佐藤晃子監修 大塚明夫ガイド  選定中に見たときから気になり、でも音声ガイドだよね?学校図書館に入れていいんだろか??と思ったのだけれど、hontoの商品説明には館外利用可とあったので注文しちゃいました。で、納本されたので早速手に取ったらページが180度開くコデックス製本仕立て。各ページ見開きA4程度のサイズの名画の写真とともに、ページ右下にQRコードがついていたので早速試しに読み込んでみるとおぉ~、大塚明夫さんのしぶーい音声ガイ

    • そして始まる通信制教職課程の日々

       入学してからの履修登録、一年目は一般教職科目を中心に取ってゆくことにしました。一般教職科目で固めてとった方が内容も関連しているのでいいかなあと。専門教職課程は、来年に向けて基礎科目(情報科学論)のみ取ることに。  で、通信制大学の履修と習得の具体的な流れですが。(と言っても自分トコの場合)  試験は4期にわけて行われます。それぞれ7月・9月・11月・2月。試験を受けるための条件として、試験の3週間ほど前にある〆切日までに単位数に応じてその科目のレポートを提出する必要があり

      • 本日気になった本

        選定の中から気になった本を紹介します。 7/10新刊情報の中から思わず気になった本はこちら。 『電力のキホンの本 電力危機の今こそ学ぶ2版』 スリート著 スリート出版 なぜ気になったかというとタイトルだけ見れば選定候補本として悪くなかったから。 だけど著者・出版社を確認すると同名で聞いたことのない名前だったのでちょっと「ん?」と思ったから。 しかも新刊一覧でこの本の前に並んでいた本が 『左手でお尻拭けますか?南インドのド田舎で会社を作ったハナシ』 スリート著 スリート

        • この4月から通信制大学の教職課程で勉強することにしました

           まあ一念発起と言うべきか?何となくというべきか?勢いというべきか? 学校図書館の司書としてン十年、それなりに真面目に取り組んできたんじゃないかなーと思う。職場では日常の地味な業務から新しいことへの挑戦まで取り組んだり、職場外でも色んな研究会に参加したり文献読んだり。で、そんな自分がなぜいま教員免許を?と聞かれると実は理由は1つではないので多分聞かれると困惑する。いうなれば合わせ技の一本だったというべきか。  今さら教員採用試験を目指すつもりはさらさらないというのは前提とし

        (新着本より)こんな本入れました

          8/19選定作業で気になった本

          久しぶりに投稿してみる。 えー、このタイミングで出すんだ、と思わず呟いてしまった本。 『賢者の睡眠』メンタリストDaiGo リベラル社 タイミングが悪いというかなんというか。でも炎上商法狙うならむしろグッドタイミング?既に3件ほどレビューもついてたし。1つは騒動を受けての星1つ。残り2つは星5つで「読んで損なし」系レビュー。 まあ発売当日の星5つなんて信者か関係者のレビュー以外何者でもないけれど(文章もテキトー感漂ってるし)、ベストセラー1位って表示があってビビったわ。

          8/19選定作業で気になった本

          選定作業で気になった本

          1/29発売より 『図説狙撃手百科』J・ウォルター 原書房 ¥4180 なかなか攻めたタイトルと表紙に引っかかった。商品紹介見ても 狙撃手にとって戦場での命運を左右する技能や、個々のライフルの精度を分析するとともに、重要なスナイパーライフルの長所と短所に着目して、開発と歴史の意義をさぐる。世界を代表する狙撃手の、系図にもとづく新情報も提供。【「TRC MARC」の商品解説】 狙撃の本質をふまえたテクニックと戦術の発達史。「狙撃の世界」の装備、戦術、スナイパーに関する詳

          選定作業で気になった本

          「図書館情報学」?ヘー、どんな学問なんですか?という方へ: 自己紹介兼ねて

           そもそも自分が司書になったのは大学で図書館・情報学という学問を専攻したからです。では高校時代からそっち方面を目指してたのかというとそんなことは全くなく、入学した大学(文学部)が1年次には教養科目のみで2年次に専攻に分かれるというシステムだったので、決める際には「図書館・情報学はコンピュータを使う実技なんかもあって実学系だから文学部の中では就職いいらしいよ〜」と聞き、そういえば昔は図書館ってよく通ってたなぁというくらいの認識で決めた記憶があります。そもそも高校生の頃は東洋史学

          「図書館情報学」?ヘー、どんな学問なんですか?という方へ: 自己紹介兼ねて

          本日選定してて気になった本 『終末期の肺炎』 いや南山堂だしちゃんとした専門書なんだろうというのは理解できるけれど、なぜこのタイトルでこの表紙? これってどうみても握り寿司だよね? と思ったらAmazonのコメントでも言及されてるし https://www.amazon.co.jp/%E7%B5%82%E6%9C%AB%E6%9C%9F%E3%81%AE%E8%82%BA%E7%82%8E-%E5%A4%A7%E6%B5%A6-%E8%AA%A0/dp/4525210516

          本日選定してて気になった本 『終末期の肺炎』 いや南山堂だしちゃんとした専門書なんだろうというのは理解できるけれど、なぜこのタイトルでこの表紙? これってどうみても握り寿司だよね? と思ったらAmazonのコメントでも言及されてるし https://www.amazon.co.jp/%E7%B5%82%E6%9C%AB%E6%9C%9F%E3%81%AE%E8%82%BA%E7%82%8E-%E5%A4%A7%E6%B5%A6-%E8%AA%A0/dp/4525210516

          学校図書館にマンガは今や普通?

           はい。少なくとも今の時代、ちゃんとした司書が配置されてる学校図書館なら至って普通に入ってると思います、マンガ。  私が当職に就いた頃(かれこれ20ン年以上前)にも、既に手塚治虫作品のようないわゆる「名作」以外に、いわゆるジャンプコミックのような普通のコミックを入れるところはチラホラと現れてきていてました。ただ流石に当時はまだ「学校図書館にマンガを入れるなんて」と反対する教員も少なからずいたりして今のように漫画が認知されてはいなかったのも事実。  今は少し検索しただけでも

          学校図書館にマンガは今や普通?

          結構前から高校生はラノベ読んでない件について

           こんな記事を読んだ。  現代ビジネスでも取り上げられるようになったとは。でもこれってもう結構前から学校図書館業界では周知の事実だったし、ヤングアダルト系の出版編集者なんかでもとっくに承知の助の実態だったわけでしょ。  記事では主に中学生が取り上げられてたけれど、高校図書館の現場としても生徒はもう、ラノベを取り立てて扱うほど読まなくなったというのが実感。  図書館で読まれなくなった原因としては、とにかく巻数が増えすぎて今ある話題作でもすでに現役高校生には「現役の」作品で

          結構前から高校生はラノベ読んでない件について