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ベテラン生活支援員が明かす福祉の現状

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2021年3月の記事一覧

【3月5日】現場でイライラした時の対処法(生活支援員限定)

【3月5日】現場でイライラした時の対処法(生活支援員限定)

生活支援員限定としたのは、生活支援員以外の職業に応用できるかどうか、イマイチ自信がなかったからです(笑)
私はよく現場でついイライラしてしまいます(笑)
何年たっても、いくら場数を踏んでも、ダメなものはダメです。私の上司に聞いても同じでした。
イライラしない方法も知っていますが、それは私自身まだ完全にマスターできていないので(笑)、またの機会に譲ります。イライラしている時って、時間の無駄ですし、周

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【3月8日】国際女性デー

【3月8日】国際女性デー

今日は国際女性デー。
女性の性差別被害の報道を散見するに、日本では、まだまだ女性が不利なのが現実なのでは?
今現在男性中心の社会だから、女性を蔑む発見を、おえらいさんがついしてしまう。男性優位の文化が根強くそこかしこに残っているから、なかなか変われない。
男らしさ、女らしさ、生理学的な違いはあるにしても、その人らしさを伸ばしていく教育、育児はできないものか? 
福祉はとっくにやっていることだ。パー

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障害の社会モデル

障害の社会モデル

その前に「障害の医療モデル」。Aさんは頚椎損傷により四肢を動かすことができません、という捉え方。この場合、「障害」は本人の中にあります。
反対に「障害の社会モデル」という捉え方は、要するにAさんが幸せに生きていくためには、環境の不備がある、「障害」は社会の中にある、ということです。
段差、階段、車椅子では狭すぎる場所、福祉資源の不足、等々、これら「障害」は社会の中にあるわけです。
福祉の世界ではも

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【3月12日】有識者

【3月12日】有識者

知的障害福祉の世界における、「有識者」の皆様に、お願いがあります。

施設解体、地域移行を声高に主張されるのはごもっともですが、それならば、口で言うだけではなく、実際に先頭に立って、それらを推し進めて頂きたいと思います。

グループホーム建設に反対する地域住民の説得をしてください。施設入所以外の選択肢を絶対に認めないご家族様を説得してください。政治力を駆使して、現場で働く労働者を、もう少し豊かにし

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【3月16日】植松死刑囚

【3月16日】植松死刑囚

植松死刑囚が死刑判決を受けて、もう一年になる。
彼は今頃拘置所で悠々自適に過ごしているのだろうか。

植松死刑囚は神奈川県相模原市の知的障害者入所施設の元職員だった。その施設で19人の知的障害者を殺害した。

彼の公判での発言やインタビュー記事を参照する限り、彼の考えは浅く、思想的な犯行とはとても思えない。
彼は事件の直前まで大麻の常習者だったらしいから、その影響もあるかもしれない。生育歴や生活環

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【3月18日】人手不足をある程度解決する方法

【3月18日】人手不足をある程度解決する方法

歯切れの悪いタイトルですね(笑)
でも、事業所の規模や経営状態に左右されるところが大きいので、限界はあります。仕方がありません。

どこの福祉事業所も、人手不足だと思います。
うちは人手が足りている、という事業所は、聞いたことがありません。私は入所施設の職員ですが、グループホームやデイサービスはさらに厳しいのではないでしょうか。

仕事が忙しい時、どうしても人手がほしい、増員してほしい、と考えてし

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【3月25日】【生活支援員向け】怒りのノートがあなたを成長させる

【3月25日】【生活支援員向け】怒りのノートがあなたを成長させる

このnoteは、ベテラン生活支援員である私が、学識経験者等立場がある人には決して書けないぶっちゃけも含めたアウトプットである。今回は怒りについて。

職場でカッとなることが、多々あると思う。
相手は利用者様だったり、ご家族様だったり、上司や同僚だったり、色々だ。
私なんて、しゅっちゅうキレている(笑)

福祉従事者だって人間だ。怒りはあって当然。そして、怒りをためてはいけない。

だけど私たちはビ

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異動の時挨拶の菓子折りはどこまで配ればいいか?

異動の時挨拶の菓子折りはどこまで配ればいいか?

私の個人的見解から先に書きます。

一切不要です。ご挨拶だけで十分です。

義理チョコもホワイトデーも、お歳暮とかも、夏休みとかもらって行った旅行のお土産なんかも、基本いらないと思います。負担がおはようございます大きいですし、チームは信頼関係で成り立っているものだと思うので。

ただ、世間一般ではそうはいかないでしょう。
他のみんながやっていることを、自分だけやらないわけにはいかないですよね。

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日常生活動作

日常生活動作

日常生活動作。衣類の着脱や食事、入浴等、日常生活を営む上で当たり前に行っている動作のこと。

当たり前と書いたが、高齢者や身体に障害のある方にとっては、難しいことだったり、介助が必要だったりする。

ある日突然あなたは交通事故で頚椎損傷、四肢の自由を奪われてしまった、と想像してみて欲しい。そのような人は大勢いるのだが。昨日まで当たり前に出来なかったことが、一瞬で奪われるショックは計り知れないだろう

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離職される方へ

離職される方へ

まずは本当に、お疲れ様でした。

いつまでもお元気で。今後ますますのご発展を、心よりお祈り申し上げます。

皆様にお願いがあります。

福祉の実情、中でも知的障害児者の福祉については、まだまだ情報が普及していないと思います。
当事者やそのご家族、関係者しか、よくわかっていないと思います。
一般の人はよくご存知でないと思います。

一緒に、アウトプットしていきましょう!

情報が普及すれば、一般の人

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