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修了考査の勉強をちゃんとした方がいい理由

外はすっかり寒くなり、布団が1番の季節になりました…!
気づけば11月ももう終わり、会計士業界も1年で一番盛り上がる(?)時期ですね。
論文合格発表、監査法人の就活、短答試験などイベントだらけですが、忘れてはいけないのは「修了考査」です。
数年前から合格率が一気に下がり、受験生にとっては憂鬱(?)なイベントかもしれません。
(合格発表は名前が公表されるので、周りのプレッシャーもすごいし…)

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ただ、この勉強期間をポジティブに捉えて欲しいため、ちゃんと勉強した方いい理由を記事にしました。

やっぱり早く受かった方が有利

まず受験案内にも書いてある通り出題範囲は「論文試験+α」です。
+αは論文で出なかった相続税やIT監査などですが、試験のベースは論文の内容です。
しかし、時間が経てば経つほど、勉強方法やペーパー試験の感覚を含めて論文試験の感覚が鈍ってしまいます。
そう考えると、論文合格から1年でも早い方が有利かなと思います。

監査法人に勤務している方へ

監査法人に勤務している方は、専門学校の費用(テキスト代など)を法人が負担してくれたり、試験前に数週間休暇を取れたりといろんなサポートがあります。
ただし、仮に不合格になり受験が2回目以降になると、そのサポートがない(あるいは少なくなる)ことが多いようです。

また、監査法人によってはスタッフからシニアスタッフへの昇格要件として、修了考査の合否を掲げているところもあるようです。
(不合格が続くとずっとスタッフ…なんてことも…)

転職を考えている方へ

(これはあくまで私の経験談という前置きをしたうえで、)
修了考査の合否は転職時の評価には直接的に影響はないのかなと思います。
しかし、仮に転職ができたとしても、修了考査に受かるための条件は厳しくなると思います。
例えば、上に書いた費用負担はもちろん、試験休暇はない会社がほとんどです(取れたとしても有休を使用する感じでしょう)。
また、出題科目の1つである監査論も監査法人勤務の方が有利でしょう。
(監査論は得点のウエイトも大きい…!)

また、修了考査の対策をいつから始めるかにもよりますが、少なくとも毎年10~12月は試験勉強で手一杯になると思います。
すると、必然的にその時期は転職活動が難しくなります。
修了考査の勉強→年が明けて監査の繁忙期に入る(=忙しくて転職活動ができない)→修了考査の勉強…となってしまうと、ますます動きづらくなってしまいます。

勉強期間をポジティブに捉えてほしい!

ネガティブな側面ばかり書いてしまいましたが、振り返ると私はこの勉強期間があってよかったなと感じています。
論文合格から2-3年後に初受験される方が多いと思いますが、2-3年経つとテキストで学んだことを意外と忘れてると思います。
修了考査を受ける前と後では、知識をブラッシュアップできた後の方がスムーズに仕事ができるようになったと記憶してます。

周りからのプレッシャーがあったり、ひさしぶりに10何時間も勉強するのはとてもハードだと思いますが、ぜひポジティブに捉えて、前向きに勉強していただけたらと思います!
この記事を見た1人でも多くの方が合格されることを祈っています!

参考情報

合格率の推移(マイナビ会計士)
論文試験の出題範囲(公認会計士・監査審査会)
修了考査の受験案内(JICPA)

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