見出し画像

睡眠時間が筋肉量に影響する!?

今回は、睡眠と筋肉量の関係について整理していきます。

結論

睡眠不足、睡眠の質低下により、筋肉の分解が促進され筋肉量の低下が生じます。

理由

睡眠は、生物の細胞、器官、全身機能に不可欠であり、その欠如は健康を害する可能性があり、いくつかのホルモン分泌を変化させます。
ホルモンの変化のうち、コルチゾールの分泌が増加し、テストステロンとインスリン様成長因子1が減少して、筋肉の分解が促進されます。
その結果、睡眠不足が続くことで筋肉の合成経路が低下し、分解経路が活発になります。よって、筋肉量の減少を促進します。

具体例

7~8時間睡眠と比較して、4~5時間睡眠と4時間以下の睡眠の高齢者は上肢の筋肉量が少なかった。

結論

よって、睡眠不足、睡眠の質低下により、筋肉の分解が促進され筋肉量の低下が生じるのです。
今回の研修は、高齢者を対象にした研究になります。70~80代の自分の身体は、40~50代の生活習慣から生まれた身体と言っても過言ではありません。
働いている若い世代から、睡眠を意識し、筋肉量を低下させないことが健康で長生きする可能性を高めてくれます。

参考・引用文献

Jacobo Á. Rubio-Arias 2019:Effect of Sleep Quality on the Prevalence of Sarcopenia in Older Adults: A Systematic Review with Meta-Analysis

Hsi-Chung Chen2017:The Association Between Sleep Duration and Hand Grip Strength in Community-Dwelling Older Adults: The Yilan Study, Taiwan

M. Dattilo2011:Sleep and muscle recovery: endocrinological and molecular basis for a new and promising hypothesis


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?