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【無料note】1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法

●考える力を身につける

「頭が良い人」と聞くと、あなたはどのような人を思い浮かべるだろうか。

20世紀は「頭が良い人」と言えば、高学歴の人や知識が豊富な人を指した。

パソコンにたとえればハードディスクの容量が大きい人である。

だが量販店に行けば1テラバイトのハードディスクが数千円で買える今、知識や情報の物量に価値はない。

むしろ過去の思い出や使う予定のない情報がいっぱい詰まったハードディスクはジャンクであり、どんどん捨てていく必要がある。

「頭の良さ」は、20世紀から21世紀で変化している。

思考力や想像力が重要になり、情報や知識などのハードディスクは重要ではなくなっているのだ。

かつてはウルトラクイズなど、知識が豊富であれば人気者になることができたが、これからは情報量よりも、いつでもグーグルを検索して答えを引き出せる「うろ覚え力」が大切になる。

短期記憶力よりも、人に何でも聞ける「愛嬌力」のほうが必要だ。

また思考力・想像力を養うことができれば、「問いを問う力」や「つながりを見出す力」、「物事をイメージする力」さらには「ストーリーテリング力」など、幅広い能力を培うことができる。

こう考えると現代の日本で最も賢いのは大学教授や政治家、官僚、大企業の役員やベンチャー起業家ではないように思われる。

たしかに彼らは知的かもしれないが、真に賢い(ストリートスマート)のは「お笑い芸人」だと私は考える。

芸人の多くは学歴を重視しないから知識や情報こそ少なくても、それらを組み合わせて本質を見出し、物語として人に伝え、受け入れてもらう(笑ってもらう)というあらゆる思考ができる。

ビートたけし氏の例はもちろん、芥川賞作家の又吉直樹氏や劇団ひとり氏、バカリズム氏と、様々な芸人が漫才・コント・MC・脚本・物語作家・映画監督・役者を器用にこなす。

その知性は、「つながりを見出す力」であり、「物事をイメージする力」、さらには「ストーリーテリング力」と合致する。

5万人以上と言われるお笑い芸人とその志望者のうち、その1000分の1のわずか50人程度がテレビで活躍する現状を見ると、彼らの優秀さがうかがい知れる。

20世紀にお金を生むのは知識だった。

そう指摘したのは経営学者のピーター・ドラッカー氏だ。

21世紀では知識はお金を生まないだろう。

知識は誰でも手に入る。

お金を生むのは社会的関係(信用)である。

ただ21世紀、知識はあらゆるコストを下げるために使われる。

健康に関する知識があれば治療費や保険料が下がるのは言わずもがな、確かな知識と情報は購買にかけるコストをも下げる。

世の中は超情報化社会と言われるが、情報量が増えれば増えるほど人は思考しなくなる。

これを私は「思考と情報のパラドクス」と呼ぶ。

思考を鍛えたいのであれば、情報を減らし、思考の割合を増やすことだ。

思考の正体とは「意識を自由に動かすこと」にある。

人の意識は有限なのに、むやみに情報を取り入れてしまうと、意識はそれらの情報と結合してしまう。

これが「固定観念」というものである。

もし情報の洪水から逃れたいのなら、一定期間、情報を遮断することだろう。

これを「情報デトックス」と言う。

日本語の通じない海外に行くのも良いし、ネット回線がつながらない山奥の湯治場に身を置くのも良い。

考える目的を端的に言えば、「代替案を出すこと」「具体案を出すこと」「全体像を明らかにすること」「本質を見抜くこと」の4つである。

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