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【無料note】会社を辞めるか辞めないか

●本当に今の会社でいいのでしょうか?

メインの仕事とは別で、副業や社会貢献に打ち込む「パラレルキャリア」の広がりが時代の流れになっているのは周知のとおり。

パラレルキャリアは経営学者のピーター・ドラッカーが提唱した概念で、「現在従事している仕事とは別の仕事を持つ事や、非営利活動に参加すること」を指す。

教育改革実践家の藤原和博さんは「1万時間の法則」を唱えている。

これは対象が何であろうと、1万時間かけて訓練すればマスターできるというものだ。

ちなみに22歳から60歳まで働いた場合、職場にいる時間は、残業を除くと平均で7万時間弱。

何かを取得するためには、職場にいる7分の1くらいの時間は少なくともかけなければならない、ということだ。

これからの日本社会では、人口動態が大きく変わる。

一方でAIやビッグデータなどテクノロジーの進展もめまぐるしい。

20年後、30年後どころか、10年後に我々が住む社会が、会社が、仕事がどうなっているか、誰にもわからない。

「さすがに10年後くらいならわかるだろう」という人は、ちょっと前まで「iPhone」がこの世になかったことを思い出してほしい。

環境が激変する時代には、柔軟に対応する能力や、変化を楽しめる視点が今まで以上に重みを増す。

決して変化を恐れてはいけない。

それなのに、同一の価値観を持つ人とだけ過ごしていては、変化に対応する能力や好奇心を培えない。

今、目の前の仕事に没頭している人も、仕事以外のライフワークを持つことをここでおすすめしたい。

終身雇用に基づいた安定神話が完全崩壊し、副業解禁の一方で、国や企業に護ってもらえない時代の到来。

それを不安がる声が多く聞こえてくる。

果たしてこれからどうするか。

進む道をどう「決断」するか。

誰にとっても悩みだが、特に40代以上の世代には重くのしかかる。

フットワークが鈍る一方で、下手な知恵や見栄まで付いてくる年代だからだ。

もちろん、あなたが身を置く業界や立場によっては「逃げ切れる」のかもしれない。

しかし、そもそも「逃げ切れる」という発想が旧態依然としたものであることに、ここで気付いてほしい。

ベストセラー「ライフシフト」によれば、人生を教育、勤労、引退の3つのステージで考える時代はもはや現実的でなく、まもなく終わるとされる。

人生100年時代には、定年後の時間があまりにも長く、それでいて、安穏とした引退生活を送ることが容易ではないからだ。

人生というものはどんなに綿密な計画を立てても、決して予定どおりにはいかないものである。

これまでに世界が歩んだ歴史が証明していることでもあるが、来るべき超高齢化社会によって、これまで以上に外部環境が大きく変わるなら、それはなおさらだ。

あくまで大事なのは、人間とは、いつまでも、どのような状況でも、成長することができるという視座だ。

それを持つことができるかどうかで、その人生が大きく変わってしまう。

おカネや人脈、楽しみというものは、そういう視座を持つことで、後から付いてくる。

それで死ぬまで充実した、満足のいく人生を送れるだろうし、環境がどんなに変化しても生き延びることができるだろう。

雑誌やネットでは「AI時代に必要なスキルはこれだ」などと特集されている。

ここで断言するが、そんな時代に通用するわかりやすいスキルなど、この世に存在しない。

既存の産業や社会が行き詰まりを見せる日本では、これから「見たこともない景色」が広がることになる。

昨日までの正解が、次の日には不正解となるかもしれない。

しかし、目の前の変化に柔軟に対応し、挑戦を続けていれば、きっとあなたの「決断」も幸せなものとなるはずである。

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