見出し画像

二人で最強、パートナーシップの話

人間が最も充足感を得られる瞬間といえば、なんといってもパートナーシップです。相思相愛の関係性はお互いに素晴らしい幸福感をもたらします。

人は誰かから必要とされることにより充足感を感じ、誰かの役に立つことで幸福感を感じられるからです。
また愛し愛されることにより、日常で疲弊した心身が癒されるのです。

自分一人で自らを癒すのには限界があります。
だからこそ人間は対となる存在が必要となり、自然惹かれあうのです。

しかしながら人間関係である以上、パートナーとの関係性はかえってストレスになることもある諸刃の剣です。でもそれは己の心の弱さゆえです、相手に求めてばかりの欲しがる卑しい心の動きです。

お互いを思いやり慈しみあう関係性であれば、まず自分から相手に尽くすものですし、相手も受け取るばかりでなく同じだけの思いを返してくれるものです。

そうしたお互いがお互いのあるがままを受け入れる相思相愛の好循環の関係こそが誠のパートナーシップです。

仮に現在のパートナーが自己中心的な主義趣向をもっていて、典型的な欲しがりさんであったとしたら、そのパートナーは何も悪くないのです。
何故なら第三者とは、自分の心の投影なので、自分の心が欲しがる代わりにパートナーがその状態を映し出しているということです。

つまりは自己愛をパートナーに反射させて自己投影させることで、満たされていない自らを癒そうとする心の動きです。
パートナーを本当に心の底から愛しているのなら、そんな自分の欲しがるだけの執着を手放し、素直にパートナーを愛すればいいだけなのです。

自ずから愛する存在というのは、自分の中からあふれ出す様々なものを受け渡すために存在してくれている尊い存在、本来はそのような存在であるのに、ついつい自分が愛した分だけの見返りを求めてしまうものなのです。

出会った頃の陽だまりのようであった日々を今一度思い出してみてください。ではそのような相手、つまりパートナーはいつ現れるのか。

それは自分自身の準備が整った時です、自分を愛しその先の他の誰かを愛することができるようになったタイミング。その時にこそ奇跡の出会いが起こるということです。

つまりは自分が十分に癒されそして満たされ、それにより己の中から溢れる愛を他の誰かに渡せるようになった時、その日が訪れるのです。

孤独な子羊たち

そもそもそのような存在がこれまで居たことない。
ずっと一人で頑張ってきた人も多いでしょう。

でもそれで何の問題もありません。
そもそも一人で問題ないからこそ孤独だっただけです。

孤独は何も悪いことではありません。
孤独とは自分と向き合い、自分を研鑽し、己を癒すための期間だからです。

強いあなたは誰にも依存することなく一人で何でもできてしまっただけ。
自らが癒されるために他者を利用したり、一時の安寧のために別の誰かを貶めたりするという愚劣な選択をしなかったのです。

孤高で強いあなた。
でもそんな誇り高いあなたでも苦手にしていることがあります。
それは自分を労り、甘やかし、癒すということです。

ですから何でも構いませんので、とにかく自分が心地の良いことをしましょう。自らが何が好きかをキチンと理解し、それによって自分が十分に癒されるまで続けましょう。

これまでなんでもそれなりにできてきたあなたにとっては戸惑うことも多いかもしれません。

でも大丈夫、すぐにコツを掴んで楽しめるようになりますよ。
あなたはひとりぼっちの子羊などではなく、孤高なオオカミだからです。

陰陽合一の精神

世界の陰陽の理の通り、私たち人間もその影響を色濃く受けています。
そのバランスが丁度整ったとき、最高の好循環がもたらされるということ。

私たちが奇跡だと呼んでいるあらゆる事象が起こるのはこの時です。
陰陽のバランスが丁度良いとき、中庸となったとき。

良いも悪いもありません。

上も下もありません。

多いも少ないもありません。

すべてはバランスです。

つまり自分本来になったときにすべてが起こる仕組みです。

己の心こそがその目安です。

心の赴くままに、おもいのまま、あるがままを体験してください。

手前勝手やわがままとは違う、本当の自分を解放し体感し、そして表現しましょう。

今こそ左右(陰陽)の掌を胸の前で合わせ、深呼吸しましょう。

自分のああしたい、こうしたいが物凄い速さで目の前を駆け巡るでしょう。

この世のすべては思いのままです。

そのことを愛する存在が教えてくれるのです。

ただ純粋にパートナーを愛すればいいだけなのです。

愛する相手がいてくれる、それこそが最強です。


タイトルイラスト

著者プロフィール

この記事が参加している募集

私は私のここがすき

今こんな気分

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。