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自ら羽ばたくことをやめたカッコ悪い生き方

私がここ最近書いた記事のすべてが寝起きのまどろみの中で生まれました。

私はこれまでの人生を超現実主義的な資本を主体とした効率の中を針の穴を通すような巧みさで生き抜いてきた。それはまるで自分の精神性、心の部分が全く存在していないかのような生き方でした。

精神的な目に見えていない世界のことを脇に置いておいて、それらのすべてを無視する形で目に見えている世界、物質的な部分のみを徹底的に生きてきたのです。

でもここ数年でようやく気付けたのです。
すべては逆説的なものであるということに。

つまりは、ある意味私たちが夢だと思っていることこそが現実であり、朝起きて目覚めた先こそが夢の世界なのです。

私は一旦、目に見えている物質的な経験を徹底的に体験することで、ようやくそのパラドクス(逆説的)な仕組みに気付きはじめることができ、様々なことが徐々に腑に落ちているのです。

だからもしこれを読んで下さっている方の中に似たような感覚をお持ちの方がいたとするならば、何の心配もいらないですよと申し上げたい。

目に見えないことというのは、いつだって不安を伴っているものなのです。私たちが現実だと思っているこの夢の世界では、その目に見えない理を証明しようがないからです。

目に見えるもの(物質)、目に見えないもの(精神)、いずれも背中合わせでどちらもかけがえのないものです。

そのいずれもが同時にこの世界に存在していて、そのことを決定しているのは自分自身であり、自身の認識であるともいえるのです。

ここ数日、そんなことを寝起きのまどろみの中で教わったのでした。

自分の心に翼を授ける

自分が本来歩むべきことへの近道とは、自分の経験や周りの意見を取り入れた上で、創意工夫し直線的に最短距離を行くことではありません。

自分が本来歩むべき道とは、自らが心地の良い状態となったときにその都度自分の中から現れる、ワクワクの感覚に身を委ねることです。
そうすることによって結果的に、物理的に真っすぐに目標に進むよりも早く自分本来の道へと到達できるのです。

つまりは、自分でも横道にそれるような行為だと思えるようなことであれ、その結末においてはその感覚を無視して進むよりも最終的には遥かに早く目的地に着くことができるのだということです。

それは何故かというと、本来の自分に一致すればするほどに自分が作り出している目の前のパラレル世界への移動が加速していくからです。

自分がコツコツ歩いて目標の山を最短距離で登る行為というのは、多くの場合自分以外の誰かが考えたルートであって、自分とは無関係のルートである場合がほとんどであるからです。

一方で自分に一致したワクワクのルートとは、ようするにゴンドラに乗って一気に山頂を目指す行為なのです。

そしてゴンドラの中から景観を楽しみながら、特に苦労することもなく山の頂に到着したあなたには、すぐにまた次の山の山頂が見えてきます。

そこですでに心得ているあなたは、その山を目指して歩いて行こうなどとは露ほども思わないのです。

何故なら必ず近くにゴンドラ乗り場があることをすでにその体験から知っているからです。

これが日頃から心地よく過ごし、ワクワクすることをしてくださいというごく簡単な説明となります。

私はそれらの一連の行為を「心に翼を授ける」とそう呼んでいます。

人が生きるとは必ずしもカッコイイものばかりではない

私はこの記事の冒頭において、物質的な物理的な生き方をこれまで歩んできて、そのことによる誤りに気づけたと書きました。

ただし、一方でこうも考えるのです。

他の誰かが考えたことであれ、自分の創意工夫によるものであれ、世界の仕組みから大きく外れた行為であったとしても、それはそれで自分自身が選択したかけがえのないものです。

だからこれまでも、そしてこれからも、仮に不器用な生きざまであったとしても、仮に人生のそのほとんどが不幸せであれ、自分自身が信じる道を進めばいいのです。

自分に一致している豊かな人生だけがすべてではありません、それらのあらゆる可能性は実現されるのです。

ある意味ではそのために地球が存在しているようなものだともいえるからです。

間違いだらけのままならない生き方や在り方、抗うばかりの一生だって私たちにとっての素晴らしいものなのですから。

万物(世界)はそんな私たちのシミュレーションを見て体感しているのです。だからカッコ悪くたっていいんです。

カッコ悪いと思っているのはあなただけです、世界は微塵もそのようには思っていないのですから。

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oyasmurさんよりおかりしています。
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