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ハッピーバースデー!黒沢咲お嬢様!!

きたるべき2022/10/03、ついに『大和証券 Mリーグ2022-23』が開催となりました!!

かくいう私はというと、Mリーグの開幕が待ちきれずMリーガーの皆さんの書籍を読み漁っておりました(苦笑)

堀慎吾プロの『麻雀 至極の戦略』(KADOKAWA)
瑞原明奈プロの『瑞原明奈のロジカル麻雀入門』(マイナビ出版)
小林剛プロの『コバゴー式 麻雀“早覚え”点数計算マスタードリル』(ART NEXT)

こうした選りすぐりの素晴らしい書籍の中より、私がまずはじめに手に取りましたのは、TEAM RAIDEN/雷電所属、黒沢咲プロの『黒沢咲の 鳴かずに勝つ! セレブ麻雀』(KADOKAWA)です。

(折しも本日は黒沢プロのお誕生日、本当におめでとうございます⚡️)

黒沢プロの書籍は、以前にも読ませていただき、その内容があまりに面白くて拝読後に感想を書かせていただいたことがありました。

『渚のリーチ!』(河出書房新社)、本当に面白かった!
その後ご本人からお読みいただけるという幸運を得る機会にも恵まれ、そのお陰さまで沢山の皆様に感想を読んでいただくことができました。
(その節は本当にありがとうございました)

黒沢咲の鳴かずに勝つ!セレブ麻雀

さて、本書のテーマは、鳴かずに勝つ!です。

これはある意味問題作品です(苦笑)

本書内で黒沢プロは、繰り返しこうおっしゃっているのです。
「麻雀は自由よ!」(あくまでも優雅に)
「でも、鳴かずに勝つ‼」(ガッツポーズ!)

なにやらワガママ奔放にも聞こえてしまいますか?

でもご心配には及びません。
本書の内容を読み進めてゆけば、自分らしく、あるがままでいいのよ、という黒沢プロからの優しいメッセージの込められた内容となっておりますのでだいじょうぶ。

実際に黒沢プロは、Mリーグにおいて最も鳴いていません。
4シーズン通じて、鳴いた確率は9%台であり、最も鳴いている選手が34%台なことを考えるとその凄さがわかると思います。

少しでも麻雀という競技にふれたことがおありであれば、10回に一度しか鳴かないということの難しさを想像すことは難しくありません。

ましてやこの話は、あのMリーグというトッププロしか出場しない大舞台でのお話なのですから。

本書では、そのタイトルでもあります、鳴かずに勝つ‼ということについて、実際のMリーグでの対局をもとに、黒沢プロがそのときに考えていたことを丁寧に書いてくださっています。

実際の場面と照らし合わせて共有してくださっているお陰で、『ああ、この場面ではそういう思考からの選択だったんだな』と思い出しながら読み進められる内容となっています。

それらの読み手に寄り添う解説によって黒沢プロが、いかに自分らしく打った結果に勝利することを大切にしているのかが伝わってきます。

麻雀をプレイすることにおいて、こう打たなければならない!というのは、人生において自分で自分を決めつけることと同じです。

麻雀の配の組み合わせは、数百億通。
結局人間には解析不能な予想を遥かに越えることが起こり続けるゲーム。

であるならば、勝手な決めつけはご法度です、だって人生と同じように、次の瞬間なにが起こるかなんて誰にもわからないのですから。

多くの人々が麻雀を確率といったロジカルなゲームだと思っています。でも実際はもっとも自由度の高いゲームであるということです。

また、麻雀は4対1で行われる個人競技のように思われがちですが、実際は全く逆です。

オンラインゲーム麻雀などから麻雀を覚えられて、実際に麻雀卓についてプレイしてたことがないと理解することは難しいかとおもいますが、麻雀は4人いてはじめて成立する共闘競技です。

そんな素晴らしい競技である麻雀を通して、黒沢プロは自分は自分のままでいい、自分らしく生きていこう、自分以外の他の誰かの姿から日々の活力をいただけることが尊いことだとおっしゃるのです。

ワガママと、アルガママは違うのだということです。

本書は『渚のリーチ!』の感想でもお伝えしたのですが、特に最近Mリーグを観始めたという女性の皆さんにオススメしたいです。

今を頑張っている人であればこそ、読めば読むほど元気になれるのです。

何よりも黒沢プロからファンへの感謝が沢山込められた内容です。

Mリーグが開催されない日などにふっと読んでいただければ心地よいひと時を過ごせると思います。

(すでにMリーグがない日にロスを起こしている人にとってはますます、待ちきれなくなるのは困り者ですが、笑)

同じチームライデンの仲間だけでなくMリーグの選手達の名前がたくさん出てきて本当に楽しいですよ。

個人的には、"黒沢咲についての証言"のコラムがとても面白かったです。

黒沢プロらしいおしゃれな一冊

本書においては、黒沢プロのプライベートショットが収録されていて、これまでの麻雀書籍とは違ったお洒落で素敵なフォトブックとしての一面としても美しい仕上がりになっています。

でもタイトルでもある『鳴かずに勝つ』という戦術書の内容も含まれているという不思議な一冊であり、黒沢プロらしさがギュッと詰まっています。

ご本人は収録されたミニスカ姿について、恥ずかしがるようなツイートをしていたりと、そうした人となりも可愛らしい人柄をあらわし人気の一翼を担っておいでなのだと思います。

咲お嬢様の書籍は、やっぱり面白いんです!

私と同様に、雷電ユニバースの皆さまであればすでに読んだ内容(読んでます・・よね?)であったと思いますがいかがだったでしょうか。

万が一にもお読みそびれていたのでしたら、是非、『渚のリーチ!』と合わせて読んで頂ければ嬉しいです。

黒澤プロご自身がご出演された麻雀遊戯王もおすすめです。

最後に、書籍の巻末”100の質問、座右の銘(心に留めている言葉)”への黒沢プロの答えを引用させていただき、おわかれしたいと思います。

笑う門にしか福は来ない
幸せは準備された心にやってくる

黒沢咲の 鳴かずに勝つ! セレブ麻雀
黒沢咲、100の質問

Mリーグ2022-23シーズンが、麻雀を愛する人々、雷電ユニバースとMリーグファンの皆にとって、日々の心の豊かさへの一助となり、笑顔いっぱいになれますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

黒沢咲プロ、お誕生日おめでとうございます。

そして、本日Mリーグ第3節第2試合に出場した黒沢プロが、TEAM RAIDENに初のトップを持ち帰ってくださいました!
本当におめでとうございます!!


著者プロフィール

私、ナスノの簡単な自己紹介となります。
惹かれたら是非ご覧ください。

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