Yoshi's Photo × 鼕行列
彼女からのプレゼントが...
先週の火曜日のことだ。
彼女が私に渡したいものが有るからと突然、家にやって来た。
玄関を開けるとそこにはいつもと何ら変わりのない..けど、顔だけはやけにニコニコしていた彼女が立っていた。
「これ、君にプレゼントだよ。」
彼女からのプレゼントと聞いて嬉しくないわけがなく、私はすぐに彼女から手渡されたものに視線を移した。
「...これ何?」
「え?法被だよ」
はて?
「...えっと、どゆこと?」
「お仕事です!」
ほう。仕事ですか。
「今週の日曜日にやる鼕行列の写真撮って欲しいの!お願い!」
まぁ頼まれたら断れない男である私。
二つ返事でOKしちゃいましたよね...別に彼女に甘いわけじゃ決してない。
彼女は言った、君だけが◯◯◯じゃないと
鼕行列当日。
私は彼女に連れられて彼女が所属する東本町1丁目グループに参加し、主に1丁目の人たちの写真を撮ることとなっていた。
勿論初対面の人も多い中、どうやら私以外にも今日が初めての人がおられるようで少々安心していた。
しかし、ここで彼女の口から衝撃の言葉が飛び出たのである。
「あ、Yoshitaka以外の人って全員バイトだから」
...え?
「君はバイト扱いではないから!」
バイトではない?
ふむ、なるほど。それはつまりバイトよりも格が上の存在か何かに収まっているのかな?
嫌々、私だけ特別あつk「Yoshitakaに給料は出ないから!」...知ってた。
誰もかれもが笑顔になる
鼕行列に参加している人は勿論、それを見ている人も何故か笑顔になってしまうこのイベント。
それは恐らく、鼕行列に参加している人たちが本当にこのイベントを楽しく感じて参加しているからだろう。
写真を撮っている私も時間が経つにつれ写真を撮りながらカメラ越しに笑顔になってしまった。
プライスレス
約2000枚に近い写真を撮って、5時間ほど拘束され、給料は無し。
文字だけ見たら、絶対やりたくないよ~ってレベルなのに、終わった時の私はとても楽しい時間を過ごせたと感じたのだ。
今回の給料はプライスレス、ってことにしておきましょう。
なんちゃってPhotographer×鼕行列
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