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世の中「お金」だよね( ;∀;)

「お金」に嫌悪感があった

「お金を巡る醜い争い」そんなストーリーは
ドラマでもニュースでも身近な現実でもよくあること
「お金」に執着している人を見て
あんな人にはなりたくないとよく思っていたからか
学生の頃や若いときにこんなことを思っていた

大事なものは「お金じゃ買えない」「お金じゃない」
お金じゃない喜びや楽しみ方を大事にしたい

いや、今もそう思っている
けれど
世の中「お金」だよね・・と思うようになったなー


「お金」は必要なんだ

病院で働いていると
「法律」「診療報酬」「福祉制度」「社会資源」など
問題点を改善するように
現状を追いかけるように
より良く改正されていくけれど
その「より良く」が「効率的」に「成果」を出すことが必要
その努力をしなければ「組織やサービスを維持できない」

組織もサービスも仕組みに「お金」は欠かせない
そのために「利用件数」とか「稼働率」とか
仕事は数値化され評価されていく
部署や個人の年度目標も数値化を求められる
目に見える評価はエコヒイキでなく平等のようでそうでもない
数値で結果出せる人が素晴らしいわけでもない
かといって数値化を毛嫌いしても上手くいかない
「お金」抜きで社会は成り立たないし
給料は多い方が嬉しいしね
社会の仕組みに「お金」は必要なんだ


国家資格化の時の記憶

精神保健福祉士が国家資格化されようとしていた頃
なんといっても国家資格
給料もグンと上がるといいな・・
そんなことを思ったPSWが多かったのでは?
そんなことを考えるのは当時ならヨコシマな心と言われたかも?
国家資格化にご尽力された先生のお言葉をよく覚えている

診療報酬に精神保健福祉士を載せるには、君たちの仕事の数値化が必要だ!
福祉の仕事を数値化するのは難しいと言ってると診療報酬に載らない!
甘いこといってるんじゃないよ!

当時の僕も数値化は難しいと思った
それでも、必要とされてるだけではダメなんだ
「見える化」「数値化」しないと仕組みが作れない
「評価の仕組み」が「お金」になるのか・・
わかっていたけれど現実を突きつけられた気がした


「理想」も「現実」も学んだ方がいい

医療や福祉の現場で就職を考えている学生さんの面接をしていると
「人の役に立ちたい」という気持ちを話す人は多い
働き出して「人の役に立ちたい」ことを続けていくには
「収益」を上げることを考える必要も求められる
会社も病院も福祉施設も「お金」は大事
生活するうえでも給料など「お金」は大事
当たり前だけれど、その現実は時にとても厳しい壁となる
どんな仕組みでお金が必要か理解しないと
「人の役に立ちたい」気持ちと共に理想論に逃げたくなる

そんな自分に気づいて思った
社会人になった当時は「患者さんのために経営側と戦うこと」
そんなことを耳にしていたものでした
患者さんや障がいを持っている方のために経営側と敵対するのではなく
経営を考え協力してより良いサービス提供をすることが
「利用する方」「地域の方」「社会」にとってより良くなる
「お金」の仕組みも理解しないとやっていけない


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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