No.85スタバが苦手だった件
現在は普通に入店するが・・・しかし
最寄り駅にスタバができてもう10年くらい経つだろうか。
今では普通に入店できるようになったが、それでも店員さんの優しさに少々ドキドキする(好きとかそういう意味ではない笑)。
ごくたまに不意打ちのように言われる、
「ドーナッツとかお召し上がりになるものは如何ですか?」
に対して回答に困ることがある。
「いえ、結構です」とはいうものの、せっかく聞いてくれているのに少々罪悪感を感じる(お店としては売れ残ったら困るだろって話だが)。
よく顔を合わせる店員さんだとしょっちゅう聞かれている感じがして罪悪感が倍増する。そんな食べたそうに見えているのだろうか・・・。
あと、注文が上手く間合いが取れないときがある。
自分が40過ぎて、対する店員さんは20代前後のせいか(分からん)。
たまに噛み合わないことがあり、阿吽の呼吸に苦戦する・・・注文するときに会話が被ったり、注文を伝えたつもりが聞こえなかったのか、店員さんと数秒間目を合わせた後、「えっとご注文は・・・」とかなったり(おっさんに見つめられたら気持ち悪いだろうなあーと思う笑)。
あとその他いろいろ。
未だにこんなドキドキすることがあるので、近くにあるドトールや上島珈琲やサンマルクで良いかなと思う。他のコーヒー店だと緊張しないのだが何故かスタバは未だにこんな感じだ。
ただ、改札口から一番近いのがスタバなのでついふらっと寄ってしまう。
昔は敷居が(自分として)高かったスタバ
自分が学生のころからあったスタバ。
近所にはなく、渋谷や新宿など都心を中心にあったが、当時はコーヒーが飲めないお子ちゃまだったこともあり、一度も入店したことがなかった。
社会人になり、あちらこちらにスタバの店舗が出来はじめてきたものの、どうしてもスタバに入れなかった。
まず、飲み物の種類がよく分かっておらず「キャラメルマキアート?フラペチーノってなに?」くらいのレベル。
また、カスタマイズをするのがスタバ通とか友人に言われて「え、そんなこと注文しなきゃいけないの?」と変に緊張。
さらに、ノートPC持ち込んでスタバの飲み物を飲みながらカタカタ打つという「バリバリ仕事する場=スタバ」というイメージ戦略の罠に陥り、逆に入りづらくなってしまった。
「こりゃー入れない・・・緊張して注文すらできんわ」
と、数年、まごまごして入店できなかった。
スタバ初入店のときの記憶
具体的な年齢は覚えていないが、スタバ初入店は20代後半だったと思う。その頃から付き合いだした今の妻とデートで初めてスタバに入店。
妻は普通にスタバ利用者。
対する自分はスタバ未経験者・・・男の無駄な見栄でスタバは入ったことがないと言えず、ド緊張で入店。
「彼女(妻)の前で恥をかきたくない」
もうえいやーで行ってまえ!と思い、妻とは別のレジに案内されたので「彼女の前で恥をかかずに済みそうだ」と内心ほっとしていたが、
「こんにちはー!ご注文どうぞ!」
応対した店員さんが、売れっ子アイドルと言っても過言ではないくらいカワイイ・・・(この子は今でも覚えている。本当にアイドルかと思った)。
美女にめっぽう弱い自分としてはそれだけで緊張感が振り切れてしまい、初入店の最後の記憶が以下の一言、
「このスターバックスラテってなんでしたっけ?」
この後の記憶が全く無い。
きっと妻に何かしら言われたはずだが、あまりの恥ずかしさに脳みそが記憶を消してくれたのかもしれない。なんて都合の良い脳みそだ(笑)。
だが、最後の「ラテは何か」の記憶までは消してくれなかった。
よく考えたら、当時は飲み物の名前なんて知らなかったし、ラチなんてそれまで一度も飲んだことがなかった(コーヒー自体飲んでいなかったので)。
これが自分にとって大きな経験値となり、以後はスタバに入店することにそこまでの緊張感はなくなった。
それでも始めに書いたように、ごくたまに妙な気持ちになり、店員さんによっては落ち着かないまま注文を繰り返している。
「もういい加減に慣れたでしょ」
そう自分に言い聞かせながら注文する自分が何だかとても滑稽に思え、そしてそんな自分でもそのままで良いかなと思ったりしている。
皆さんは、日常生活でスタバを利用されているだろうか。
日常の何気ないスタバの風景の中に、自分のようなおかしな利用者もいると思うと何だか笑えてこないだろうか(さすがにラテ知らずは・・・笑)。
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