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専業コーチの僕が、自分のクライアント経験を振り返る③~3人目の長期契約コーチ~

「営業苦手な内向型」向けキャリアコーチの山田です。

このところ、自分自身の学びの機会になることもあり、これまで繋がりのある対話ビジネス実践者(コーチ,キャリアコンサルタント,ダイアローグ等)を集め、Facebookで勉強会を開催することを行っています。

4月は毎週末勉強会を開催するようにしており、明日4/23は「自身のクライアント経験から、提供者としての心得を学ぶ」というテーマで勉強会を開催予定です。
(明日はなんと、同内容の勉強会を朝と夜のダブルヘッダーで開催!)

他者に対して対話サービスを届けるにあたり、自分自身がクライアントになった経験は貴重なもの。
コーチに対する感謝・希望・期待・ガッカリ・要望などなど、僕がクライアントとして抱いた色んな感情が、そのまま僕自身が提供者の立場になったときにクライアントさんが抱え得る感情になるはずです。

そこで、僕自身のクライアント経験を振り返り、いま僕自身が提供者として当時についてどのようなことを感じるのかを、記事にしていきたいと思います。

■有料コーチングを受けた経験


振り返ってみると、僕はこれまで以下8名のコーチに対して、有料で1対1のコーチングをお願いしてきていました。

◆長期契約

①mento経由で依頼したコーチ(長期契約2019年10月-12月/1時間1万2000円前後)
②コーチングスクールのプロフェッショナルコーチ(長期契約2020年10月-2021年1月/6回18万円)
③コーチングスクールのプロフェッショナルコーチ(2020年12月/単発90分1万6500円・単発60分5500円)&(長期契約2021年2月-2021年3月 ※長期契約のところを途中解約/4回で13万円)
④専業で6年食べてるコーチ(2022年11月/単発3時間10万円)&(長期契約2022年11月-2023年5月/60万円)

◆単発

①bosyu.meにて依頼した副業コーチ(2020年8月単発/1時間3000円)
②大学の友人でコーチングの個人事業をしながら大学院に通っていた友人コーチ(2020年9月単発/120分2万5000円)
③bosyu.meにて依頼した専業コーチ(2020年10月単発/1時間3000円)
④無料メルマガコミュニティを主催していたコーチ(2021年3月単発/1回5000円)
+@

■有料コーチング経験の振り返り③コーチングスクールのプロフェッショナルコーチ(2020年12月・2021年1月/単発90分1万6500円・単発60分5500円)&(長期契約2021年2月-2021年3月 ※長期契約のところを途中解約/4回で13万円)

●当時の山田の状況


②コーチングスクールのプロフェッショナルコーチ(長期契約2020年10月-2021年1月/6回18万円)からコーチングを受けながら、2020年10月から目標にしていた売上を1月下旬に達成することができ、強い達成感があったタイミング。
プライベートでは婚約者と入籍関連の細やかなやり取りもあり、そちらへエネルギーを割きながらも、今後の事業運営について考えていました。

同時に、目標売上金額を達成した先に拓かれると期待していた展開が期待外れであったことが2021/2/8に判明し、妻からのプレッシャーがある中でその後の事業の方針について固めていこうとしていた時期でした。

●期待

申込前にしっかり文字化してコーチにも共有しており、我ながらあっぱれです。
当時のメモによると、下記が期待でした。

【①僕自身の可能性を信じてほしい。応援してほしい。】
⇒ 
「あなたは本来もっとできる人間だから、自分を活かしきれていない今の行動がもったいない」という前提で接してほしい。
期待してほしい。応援してほしい。

【②理想と現実の乖離を埋めるために山田が考えるべきと感じられるポイントを、ガシガシ突いてほしい。問うてほしい。】

①踏まえ、目標達成のために重要であるにも関わらず、山田にとって盲点となっているポイントを、たくさん指摘して、考えさせてほしい。

【③火に油を注いでほしい。】

すでに火はつきつつあるので、 今以上に行動量を増やし、PDCAを高速回転させて目標達成するための炎を今以上に大きく燃え上がらせてほしい。結果、掲げた目標を最短達成したい。

当時、入籍の予定も踏まえ勝負の半年間になると予想しており、相応の覚悟を持って仕事に取り組もうとしていたことが、文章から今でも伝わってくるように思います。
(それにしても、前のめりな姿勢は当時から健在ですね)

●依頼の決め手は何だったか?

こちらについても申込前にしっかり文字化してコーチにも共有しており、我ながらあっぱれです。
当時のメモによると、下記がそのコーチへ依頼したいと思う決め手でした。

① 同じ〈積極×論理〉タイプのコーチ自身の姿勢から学ぶことが多いと感じたため。】

当時のコーチングスクールにおいて、【積極⇔消極】【論理⇔感情】の2軸図で人のコミュニケーションスタイルを4タイプに大別する方法がありました。
そのフレームにおいて、そのコーチの方は僕と同じタイプだったので、コーチングいただくことに加え、そのコーチ自身の仕事への取り組まれ方、コーチとしてスタートして軌道に乗るまでの利益の動き、過程において工夫したことなど参考にしたいと思ったのです。
コーチという役割だけではなく、「メンター」となってもらいたいという期待がありました。

【②そのコーチがスクール内で担当していた目標設定やマーケティングの講義に、山田も当時強く価値を感じたから。】

①にも通じますが、価値観が近く、参考になるところが多いのではないかと勝手ながら思っていました。
そのコーチのふり見てわが身を考える機会も作れるのかなと。

【③そのコーチの得意な支援対象に、山田が該当しているように感じるため】

2020年10月に独立し、売上が立ち始めている山田の現状のフェーズは、スタートアップコーチングへ注力されているそのコーチの得意分野に、あたるのではないかと考えている。
他のクライアントが陥りやすいポイント、盲点になりやすいポイントも踏まえ、そのコーチだからこそ突いていただけることがあるではないかという期待感がある。

いやーなんだかもう、ここまで「あなたへお願いしたい理由」を文字にして伝えてくれるクライアントさん、僕も欲しいなって思いました(笑)

確かに僕の当時の期待値も高いのですが、事前に言葉にして共有することは今後もクライアントとなる際に心掛けたいと思いますし、僕のクライアントさんに対しても事前に文字化を促したいと改めて思いました。

理由は、事前に文字化して共有しておくことによってそもそもクライアントの期待値とコーチが提供できる便益に差があるときも調整することができますし、契約後に途中でクライアントもコーチも初心に立ち返りやすくなる効果があるはずだと思うからです。


●好きだった点


・ご自身の過去をnoteで記事にされていたところ


この方の前に依頼していたコーチの方が、その方自身の生き様や本音みたいなものが見えない人で、僕がそこに寂しさを感じていたこともあり、そのコーチ自身の人柄や、どんな人生を歩んで来られた方なのかということを理解できてまず僕は嬉しかったのです。
コーチは、口だけではなく背中でも語れる存在であることが理想だなと僕は考えているので、自身の生き様を発信されていらっしゃるところがすごく僕の好みでした。

・僕のSNSをフォローしてくださり、「いいね!」などリアクションしてくださったこと

「気に掛けてもらえている感」は、クライアントとして嬉しさがありました。

・セッション後に、セッションで決めた目標などのメモを文字でまとめて送ってくださるところ

対話サービスの価値を感じるのは必ずしもセッション時ではなく、セッション後であることも往々にあると思うので、このように文字でまとめてくださることに喜びありました。
実際、2年経ったいまその時のメモを見返して気付きを得る機会ができているので、本当に感謝です。

・途中解約という、僕のわがままに対して大人な対応をしてくださったこと

ある起業コンサルの方との接触を通じて、「2020年10月にコーチング起業して半年ほど頑張ってきたことはそもそも的外れだった。自分は頑張り方を間違っていた」という認知を僕が持ち強く落ち込んだこと。(いま考えたら、その起業コンサルの方の術中にハマっていたと捉えることもできますね)

そして、そのタイミングで当時貯金額が200万円を切り、100の位の数字が変わったことで急に不安を感じてしまいました。

いま考えるとまだまだそんな焦るような状況でもないように思いますが、不安強めな妻の存在や、その後稼いで行ける見通しや希望を持つことができていなかったこともあり、すごく不安になったことを覚えています。

そのような状況だったので、妻とも話をして、当時の僕の状況を大きく変化させてくれそうなわけでもなかったそのコーチへ高いお金を払ってコーチングを受け続けるのではなく、解約して別のところへお金を回したいと思いました。
そんな僕の希望を、大人な対応で受け入れてくださったことに、当時の僕はすごく救われたように思います。

当時も寛大な対応への感謝と、無理を受け入れてくださったことへのお詫びの気持ちをお伝えしましたが、改めて寛大な方だったなといま思い返しています。
その後交流はないのですが、なんだかこれを書いていて当時のことについて改めてお詫びをして感謝をお伝えしたくなっています。

●僕の志向と異なった点


・「そのコーチングスクールありきのコーチ感」が、僕の志向と違ったところ

2021年2月、期待していた展開が期待外れに終わり、僕は事業運営の見通しを見失ってしまった状態になりました。
色々重なり、そのコーチングスクールで活動していること自体がコーチング1本で生計を立てようとしている僕自身の状況とマッチしていないように強く思う機会がありました。

そのコーチのビジネスのやり方を学ぼうとも思っていましたが、そのスクールの創業期から在籍してスクール内で幹部的な立ち位置となり、当時の僕のようにそのスクールで学ぶコーチがクライアントの中心だったりと、そのスクールありきの専業コーチなように思ってしまいました。
(実際のクライアント内訳など聞けていないので、あくまで僕の推測ですが。。)

実際、個人として1対1で関わっているという体裁はありましたが、「専業コーチとして生計を立てようと思ったら、このスクールで活動するのは違うように思った」というような発言に対してそのコーチがイラついている素振りを僕は感じ、僕のパーソナルコーチというよりはそのスクールのプロフェッショナルコーチの顔が見え隠れしている印象でした。
(とはいえ、そのコーチの方の立場を考えると仕方ないことだと思いますが。。。純粋に僕の志向や状況と、そのコーチが合致していなかったのだと、今は思います。。)

僕は、起業のタイミング的にも志向的にも、そのコーチングスクールありきで生計を立てていくのは違うなと思っていたため、そのコーチの生計の立て方は自分が参考にする対象ではないと判断するに至りました。

・当時の僕は、コーチングよりも具体的な部分まで支援してくれるコーチング起業コンサルティングやメンターを求めていたこと

そのコーチングスクールの特徴だったのかもしれませんが、「コーチング」という概念へすごくこだわっていた印象で、「アドバイス禁止」などのコーチングルールを律儀に守り「コーチング」へ徹していただいた印象でした。

ただ今考えると結局当時の僕は「コーチングで生計を立てるためのノウハウを教えてほしい」というニーズが強く、僕が必要としている情報はコーチングの常套句である「答えは自分の中にある」はずもありませんでした。

コーチの枠組みから飛び出していただいて、その方自身の経験を基にしたメンタリング・コンサルティングをしていただくことができれば、その方とのその後の関係も違う未来があったんじゃないかなって思いました。
これも今思えば、僕とそのコーチの方のマッチングが上手くいっていなかった、そして僕もそこまでしっかり言語化して期待をコーチへ伝えることができなかったことを自覚し、今後の教訓にしたいと思いました。

●2023年4月現在からみた振り返り


今後提供者として僕自身が活かしたいこととしては、「コーチングの枠に囚われない」ということですかね。
クライアントニーズ踏まえ、オーダーメイドでクライアントにとって必要な関わりを提供することを意識していきたいと思いました。

あとは、今回当時のことを思い出し、「今ここまで辿り着くまでに、自分も過去色々苦労しながらも頑張ってきたんだな。当時の自分に感謝し、いま自分が知っていることは過去の自分が必死に獲得してきた認知だということを改めて自覚しよう」と思いました。

いま僕が知っていることは、決して当たり前のものじゃない。
僕が時間とお金と情熱を掛けて体得してきたものだ。
無下に扱わない。安売りする必要ない。自信を持って人へ有料で提供していいものだ。

そんな気持ちになりました。

■まとめ


自分のクライアント経験を振り返るって、やはり提供者としての自分にとってたくさんの学びがあることだなと思います。
過去、自分のコーチをしていただけた方へ感謝。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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