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【らんまん】時代なのか、摂理なのか【第26週(最終週)・スエコザサ】

「らんまん」第128話感想です。

波多野は、万太郎に、理学博士になるよう勧めました。
大学や大学院を出ていなくても、相応する実績があれば理学博士になれることを説明し、現在は名誉教授になった徳永からの推薦も受けられると話します。

しかし、万太郎は、大学には不義理をしてしまったし、まだ、図鑑を刊行するという目標を成し遂げていないので、受けられないと渋っていました。

すると、波多野は「傲慢だよ」と口にします。

(波多野)
「自分の意志でここまで来たと思ってるんでしょう」
「時代なのか、摂理なのか…。そういうものに呼ばれてここにいるんだ」
「槙野万太郎なんて変なやつが突然現れて…」
(藤丸)
「一人で勝手に日本中の植物調査を始めたんだ」
(波多野)
…「僕は引き受けることにした。賞賛と引き換えに学問に貢献する、立場と義務を」

すると寿恵子も、

「図鑑を成し遂げてからなんて、そんなの遅いですよ」
「この国の植物学に、あなたの名前が刻まれるでしょう。永遠に」

と後押しします。理学博士になったら図鑑も売れる、という寿恵子の言葉に、万太郎は“やられた”という表情…。

そして、万太郎は理学博士になるという話を受けることにしたのでした。

記念講演会(?)で、ビシッとスーツで決めて、聴衆の前で講演する万太郎。

「植物は、面白い。一つとして同じものはなく、己という命を懸命に生きています」
「あらゆる命には限りがある。出会えたことが奇跡で、今、生きていることがいとうしゅうて仕方ない」

そう話す万太郎の胸ポケットにさしてあった花は、オミナエシのようでした。

何だか変な写真ですが…すみません

花言葉は「美人」「儚い恋」「忍耐」「約束を守る」「永久」など、たくさんあるようです。何となく、寿恵子をイメージさせる言葉が並んでいます。

講演の中で、寿恵子への感謝の言葉を述べた万太郎。それを聞いて嬉しそうに微笑む寿恵子の表情が、何だか儚く見えました。

残すところあと2日。やはり悲しい展開は避けられなそうですが、図鑑刊行の夢を2人で叶える瞬間は見られるでしょうか?

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