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【らんまん】新生活に早くも暗雲…【第14週・ホウライシダ】

「らんまん」第67回感想です。

昨日の放送から、オープニングの映像も少し変更になり、「第2部」に入ったような雰囲気の「らんまん」。
竹雄ロスで少し寂しいですが、これからいよいよ、万太郎が、本格的に植物学を極めていくことになりますね。。

昨日は寿恵子と万太郎が、長屋で生活を始めた場面から。歌を歌いながら長屋の住人たちと笑顔で洗濯をする寿恵子。長屋のメンバーと仲良くやっていけそうですね。

植物学教室には新入生が入り、波多野と藤丸は4年生に。ロシアのマキシモヴィッチ博士から評価された万太郎の噂は、下級生にも伝わっているようで、万太郎はちょっとした有名人になっていました。

しかし不穏な雰囲気が… 万太郎が佐川で採取した植物の標本(第1話のオープニングと先週金曜日の放送で「おまん、新種じゃないかえ?」と目を輝かせていた場面で発見した植物ですね)を皆に見せようとすると、まず最初に自分に見せるようにと、なぜか田邊教授に止められます。

そして教授の自宅で万太郎の結婚祝いをしようと招かれます。どうやら、ほかに招かれたことがある人はいない様子… 不安を感じながらも、万太郎は寿恵子を連れて田邊教授の自宅を訪れます(ここから今日の内容でした)。

田邊教授は、寿恵子が舞踏練習会で高藤を振った女性だと気づきます。「欲しいものがあれば、目上の者からでも力づくで奪う」(←セリフがうろ覚えです、あとで確認してみます…)君はそのような男なのかと、冗談めかして話す田邊教授。何か示唆的な言葉に、万太郎は慌てて否定しますが…

寿恵子が別室に移り、万太郎と二人になると、田邊教授は、「君は自分の手で植物の新種を発表することはできない」(←このセリフもうろ覚え)と話し始めます。万太郎が驚いて理由を尋ねると、万太郎には学歴がなく、東大の学生でも教授でもないことが理由だと告げます。
受験して正式に東大の学生になるか、留学するか。田邊教授が示した選択肢に万太郎は納得できません。その間に、誰かほかの人が新種を発表してしまう。そんな回り道はできないと…

そこで田邊教授は第3の選択肢を提示します。
「私のものになりなさい」
ぎょっとした万太郎の表情で、今日の放送は終わりました。

新種を見つけてマキシモヴィッチに認められた万太郎に脅威を感じた田邊教授は、万太郎を利用して自分が優位に立とうと企んでいるようです。

田邊教授のモデルは矢田部良吉です。↑このエピソードはフィクションと思いますが、牧野富太郎との間にライバル関係があったり、のちに富太郎の研究を妨害するような行動を取ったこともあるようで、富太郎の自叙伝にはその時の困惑した状況が書かれていました(ドラマでも今後出てくるのでしょうか)。

学問の世界はこういうものなのかな…?? ということを感じさせられました。
田邊教授も万太郎も似た者同士。とにかく新種を見つけて、あわよくば自分の名前をつけて、自分が1番最初の発見者になりたいのですよね。きっとそれが、研究者として一番の名誉なのでしょうね…
田邊教授はともかく、万太郎は「名誉」が欲しいとはそれほど思っていないかもしれません。でも、「自分が名付け親になりたい」という気持ちには何か大義名分があるわけではなく、そのこと自体が望みであるという点では、田邊教授と大差ないと思いました。

田邊教授は正規のルートを通って現在の地位を得たのに対し、万太郎は、ただ天賦の才能だけで、自分の欲しかったものを手に入れようとしている。嫉妬心が湧いても無理はないと思います。
今のところ、どちらが正しいとは言い切れないけれど、権力や地位なんて関係なく、キラキラと才能を輝かせている万太郎はとても魅力的です。
2人のバトルがこれからどうなるか…? 刮目したいと思います。。

(いつもはドラマを見ながらセリフをメモったり、録画を見直したりして感想を書くことが多いのですが、今日は記憶だけが頼りだったので、やや不正確かもしれません…)

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