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【らんまん】それぞれの特性【第16週・コオロギラン】

「らんまん」第78回感想です。

「コオロギラン」の画像はなく… 今週はウサギさんの画像にしてみました。

「大学にいると窒息する」と、苦しい胸のうちを訴えた藤丸。誰よりも大学にいたいはずの万太郎にこんなことを…と、申し訳なさそうにしていましたが、万太郎は、藤丸の気持ちに気付かなかったことを詫び、人の痛みがわかることは藤丸の「特性」だと伝えました。

万太郎が何度も「特性」という言葉を強調したことが、少しだけ引っかかりました。もしかしたら、藤丸はHSPのような、生きづらさを抱えたキャラクターとして描かれているのかな? 前々から、万太郎の「特性」も気になっていました。
しかしここでは、単なる性格とか、個性のような意味合いで使われていたのかもしれません。

藤丸のモデルは、牧野博士と一緒に植物学雑誌を創刊したメンバーの一人である、田中(市川)延次郎のようです。菌類の研究で有名な方ということなので、藤丸の「スッポンタケ」好きという設定とも合っていますね。

万太郎は、少し大学を休んで、自分に合ったやり方を探すことを提案。藤丸は大学を休学することになり、「俺に万さんを観察させてほしい。植物採集旅行に連れて行ってほしい」と頼みました。そしてしばらくは、万太郎の本づくりを手伝うことになったようです。
つわり中の寿恵子に代わり、印刷された図版をまとめて製本所へ運んだりと、せっせと働く藤丸。少し元気になったようで良かったですね。
印刷されたヤマザクラの植物画がずらっと干されているその下で、万太郎と寿恵子は「花見」を楽しみながらいい感じに…♡
この牧野博士のヤマザクラの絵は有名で、私も見たことがありました。

そして、万太郎が田邊教授の研究室を訪れるシーン。
田邊教授は、植物学雑誌に掲載されたヤマトグサの論文を「見事な出来だった」と称賛しました。そして「この先は、望み通りお前を、一学者として認めてやろう」と告げます。喜んで良いはずなのですが、なぜか不穏な響きを含んでいるような…

田邊教授との間に、さらなる波乱が待っていそうな予感です…

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