記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【らんまん】第12週まとめて感想【第12週・マルバマンネングサ】

「らんまん」今週は、色々とバタバタとして、毎日感想を書くことができませんでした。自分の記録のために、思い出しながら感想を書いてみることにします。

今週は、万太郎と寿恵子が結婚に向けて着々と進んでいく、明るい兆しが見えた週でした。
まずは寿恵子が長屋を訪れ、万太郎と共に生きる決意を表明。次に万太郎と寿恵子が白梅堂を訪れ、「八犬伝方式」で図鑑を発行していくという案を、母親のまつに伝えます。
「八犬伝」の要素はドラマオリジナルかもしれませんが、牧野富太郎は、26歳のときに『日本植物志図篇』の第一巻第一集を刊行し、1888~1891年まで刊行を続けたということなので、これが「八犬伝方式」ということになるかもしれません。

そして佐川に帰郷した万太郎、寿恵子、竹雄の3人は、「峰屋」の苦境を目の当たりにすることになりました。税の取り立てに苦しめられている綾…そして祖母のタキは病が悪化し床に臥せっているという状況でした。
しかし、万太郎たちが部屋に行ってみると、起き上がって正座しているタキの姿。目の前にはカルタが並べられ、タキは寿恵子に対決を挑みます。孫には弱みを見せない、タキの気丈さに心打たれました。

そんな中、ロシアのマキシモヴィッチから、万太郎に手紙が届きます。万太郎がロシアに送った「マルバマンネングサ」の標本が新種と認められ「Sedum makinoi」と、種小名に「マキノ」の名前が付けられたのです。万太郎は大喜び。これは実話で、マキシモヴィッチも実在の人物でした。
同じ頃、田邊教授もロシアからの手紙を受け取っていました。自身が発見したトガクシソウが、メギ科の新属として認められたというのです。

これが次週、波乱を巻き起こすことになりそう… という展開でしたが、田邊教授のモデルである矢田部良吉が実際にトガクシソウをマキシモヴィッチに送っており、その後とある事件につながったという史実が、ドラマの中にも登場するのではないかと思います。

『ボタニカ』や牧野博士の自叙伝に出てくる矢田部良吉と比較して、紳士で、万太郎のことも快く受け入れる良い人…という田邊教授のイメージにギャップを感じていたのですが、
先週、今週で徐々に素顔が見え始めました。

マルバマンネングサは見たことがなく、写真はフリー素材から借りてきました。西日本に多い植物なのでしょうか…
マンネングサのお花はどれも星みたいで可愛いですね。寿恵子も「あの子ですね!」と愛おしそうに眺めていました。万太郎と同じ感覚で植物を眺めてくれるパートナーができてよかったですね。
来週は少し落ち着いて「らんまん」が見られるかな…

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?