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【らんまん】磨き抜かれたもの 6/9感想【第10週・ノアザミ】

「らんまん」第50回感想です。

万太郎は、絵師の岩下(河合克夫さん)から、石版印刷の方法を詳しく教えてもらい、石版に絵を描いてみることを許されます。
石版印刷のしくみが詳しく実演され、なるほど~と、私も万太郎と一緒に思わず興味津々で見入ってしまいました。

しかし、かつて浮世絵の仕事をしていた時には、彫り師、絵師、刷り師が共同作業で作り上げていたが、新しい印刷方法が出てきたことで、彫り師、刷り師の仕事が失われた、と岩下は話し始めます。
「あたしもこの手で、かつてのあたしらを殺してる」と、自虐的につぶやく岩下。

それに対し、万太郎は、

「わしは消えんと思います。かつて腕を競うた、技を誇った人たちが、その場所から散っていったとしても、それは消えたがじゃない。新たな場所に根付いて、そして芽吹いていくがじゃと思います」
「磨き抜かれたものは、決してのうならん。新しい場所に合うた形で変化し、もっと強うなって生き抜いていく」

と、自分の考えを語ります。

今も技術はどんどん変化し、10年前に当たり前だったことが過去になっていきます。
例えば紙の雑誌や書籍…、今は電子書籍やネットメディア、SNSなどを見る人が多くなっていますよね…

図鑑も、ネット図鑑や電子書籍の図鑑も出てきましたが、今はGoogleレンズですぐに名前が表示されるようになり、とても便利に。

それでも紙の本がなくなるわけではないし、美しい装丁やデザイン、紙の手触り、印刷の美しさなどの魅力にひかれたり、紙をめくる感覚、一度に目に入る便利さ、情報量や情報の深さなど、紙以外に代えられない魅力もたくさんあると思います。

私もGoogleレンズはちょくちょく使いますが、帰ってきてから図鑑で確かめますし、図鑑の解説を読んでなるほど…となったり、隣のページに載っている似たような植物のこともわかったり、紙の本で新たな気付きをもらうことができます。

AIに仕事を奪われる…という話題もよく耳にしますが、技術が進化するからこそ、使う側も、きっと日々勉強していかなければならないし、新しいものを取り入れて、もっと進化していけるのではないかな…と思いました。

つい力が入りすぎ、今日はらんまんの話が少なめになってしまいました。。寿恵子ちゃんと高藤の話も色々ありましたが、またの機会に…


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