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#KuToo 、#AToo に続いて、#TohaToo を提唱します

#TohaToo …「明るい髪色、パーマを禁止しないで運動」

こんにちは。Amyです。合理的な理由のない服装のきまりはなくなってほしいな、という気持ちを込めて。

昨日、Twitterで #AToo というハッシュタグを見つけた。ざっくり言うと、「男性に夏場にジャケット着用を強要するな運動」。石川優実さんの提唱する #KuToo 「女性へのハイヒール強要反対運動」に続くものらしい。私はすごくいいなと思った。意義を感じられない規則に声を上げる人がいるって事実だけで、当事者じゃなくてもなぜか元気が出る。少し生きやすくなりそうだと思えた。

私は大学生(もうすぐ就活生)として、髪色とパーマの暗黙の(または明示された)規則について、異議申し立てをしたいと思う。 #TohaToo (トウハツー)で覚えてもらいたい。理由は、以下の通り。

①先天的に色素が薄い・癖毛の人がいる

以前、どこかの中学校で先天的に色素が薄い生徒が「髪を染めているんじゃないか」と疑いをかけられ、黒染めをさせられたというニュースを見た。そこまでではないにしても、何もしていなくとも「染めている」「パーマをかけている」と誤解されて偏見を持たれる人は少なくない。周りに合わせるために、生まれ持った要素を変えざるを得ないなんてことがあっていいのだろうか。「染めてたとして何が悪い」とも思うのだが、それは②で詳しく書こうと思う。

②髪形はその人の能力にも人間性にも関係ない

「髪色が暗い人は真面目」「パーマをかけている人は遊んでいそう」と言われるけど、実際はそうだろうか。真面目な友達が髪を金や青に染めること、「染めたい」と言うことはざらにあるし、「奇抜な」髪色にしたからといって人格が変わるわけではない。それは能力についても同じ。私のバイト先の塾でも「きちんとした印象」を持たせるために髪色規定があるのだけど、意味があるのかは疑問だ。暗髪の私と金髪の林修先生がいたら、圧倒的に後者のほうが能力は上だろう。この例は極端だけど、髪色規定だけで前者がOK/後者がNGとなってしまうのはどうなんだろう。

③これからの偏見をなくしたい

そもそも「きちんとした印象」とか「遊んでそう」とかって、社会の中で人が作ってきた規範にすぎないと思う。生まれつきの髪形を貫くことも好きな髪色にすることも、この「社会通念」のせいであきらめてしまっていいのか。まだ価値観の固まっていない子供たちに髪形についての偏見を植え付けないためにも、今から少しずつ変えていけたらいいと思う。

とはいっても。すぐには変えられない現状であるとも思う。私が独断で予想した反対意見と、それに対する考えを書いておく。

①「印象」が命の仕事だから髪色を規定せざるを得ない

私は、この部分について特に難しいと思う。接客や営業は「印象」こそすごく大事で、私も金髪のパン屋さんとかに会ったら少なからず「えっ」と思ってしまうだろうから。だけど、人と接する職業だからこそ髪形の規則から自由になることに意義があるのでは、とも思う。
その「奇抜な」髪色に対する違和感って、テレビや映画、漫画とかの影響で知らず知らずのうちに刷り込まれてしまったものなんだと思う。パン屋さんについて言うと、「黒または茶髪、にこにこしている、優しい」という固定のイメージがある。職場の服装規定も、それに沿ったものになっている。ネイル禁止、香水禁止、髪は黒または茶色でおだんごにする。ネイルや香水はさすがに衛生を考えるとダメだけど、髪色はパンを売るのに関係あるだろうか。
パン屋さんが金髪だと違和感があるのは、一般的なパン屋さんの「優しくて清潔なイメージ」から離れて見えてしまうから。だけど実際に優しくて清潔かどうかは別問題のはず。私にもまだ髪色についての偏見が残っていて、価値観のアップデートが必要だと思う。

私たちは、無意識に相手を固定のイメージに当てはめて判断する/されることに慣れてしまっている。だけど私は、その状態から解放されたほうがお互い生きやすいんじゃないかと思う。その「固定のイメージ」から自由になるために、私たちに身近な接客業、先生といった人たちの規則から見直していくことは意味があるんじゃないか。本当に仕事に支障が出るかどうかは、この規則を実験的にやめてみてから考えるのも手ではないか。

②好きで暗髪にしているから、「自由になること」を強要されたくない

私も、自分がどうしても髪を明るく染めたいから言っているわけではない。私は暗髪が好きだし似合うから。だけど、髪色を好きな色に変えられない人がいる現状は変えたほうがいいと思うし、変えたからと言って私たちの自由が制限されるわけではないと思う。

③就活において髪色を暗くするのは、やる気の表明では?

やる気を表明するなら、もっと合理的な方法があるはずだ。髪を黒くしたからと言って能力や人格が変わるわけでもないし、そもそも髪色で就活生を判断するような人事はどうかと思う。社会人、就活生である前に人間だし、社会のために好きな髪色を我慢する必要はあるのか?と現時点では思っている。

偉そうに書いたけれど、私はまだ大学生で、仕事のことについてもそれ以外についてもまだ見識が狭いと思う。実際に仕事をされている方からも話を聞きたいし、髪形の規則に必要性があると思う方がいたら教えてほしい。もちろん、賛同してくれる方がいたらすごく励みになる。髪形の規則について、もう一度考え直す機会になったらいいなと思う。女性が「性被害に遭わないため」「舐められないため」に髪色を派手にするのを勧められることがある現状も、併せて知ってもらえたら嬉しい。

長々と書いてしまった。ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。いろいろなご意見ご感想、お待ちしております。 #TohaToo をどうぞよろしくお願いします。

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