友人と電話して革命が起きた

先日の、友人のHちゃんとの電話が神回だったので共有したい。

最近、Hちゃんとは定期的に電話をし、近況報告や趣味の話をしているのだが、先日の神回では、私の中で起こった革命に気付かされ、そしてさらに新しい革命が起きたのだ。
恐らく彼女の中でもそうだったのかもしれない。
そして私一人では絶対に無理だったし、彼女がいたからこそ、そこに辿り着くことができたと確信している。

後半はほぼシモ系の話なのだが、私としてはすごくハッとさせられた部分である。
あまり直接的な表現はしてないけどシモはシモなので、苦手な方はお気をつけください。

●向き合うことは愛

先日、交際していた彼と別れた。
事の顛末はリンク先の記事に記載している。くだらん内容かもしれんが、もし興味があれば読んでみてね。

彼とは友人に戻った。
話し合って靄が晴れたからか、彼の前では120%素の自分でいられるようになった。
こんなにク〜〜ッソ楽しくて居心地いいのになんで一緒になれねーんだよ、という悔しさはあるが、もうそれは仕方がない。
この気持ちが、いつかどこかにふわふわと飛んでいったらいいなと思う。ゆっくりいこう。

彼は不器用だったので、私に贈り物をするとかはなかった。
しかし、指摘や真面目な話をすれば真剣に聞いて受け止めてくれていて、そういう所に彼なりの愛情を感じていた。彼はそういう姿勢や態度で、私に与えてくれていたのだと気が付いた。
リンクの記事にも書いたが、交際中、彼とはとにかく波長が合わず苦労した。それでも、そうやって与えてくれる彼に、私も何かを与えたいと思うようになっていた。

そしてそれは、一番気になっていて、かつ私を苦しめていた価値観の話し合いを切り出したことが、私から与えた愛だったのだと思っている。
話している時に、彼も同じように苦しんでいたことを知った。
離れることが愛である、ということもあるのだと、あとになって思った。

別れることにはなったが、私という人間をちゃんと愛してくれたのだという実感が、いつまでも胸に沁みている。それは私の今後の支えになるはずだ。

向き合うことは愛だと思う。
それは、友人でも家族でも同じ事が言える。
人と向き合うことは体力も使うし疲れるものだが、その人に対して真摯に向き合いたいのであれば、それを疎かにしてはいけないと思う。そして、そこに見返りは求めない。
コミュニケーションがこんなに楽しいと思えたのは、生まれて初めてかもしれない。30年生きてきてそれに気付いた。私にとって革命であった。
大事な人たちとはちゃんと向き合いたい。

Hちゃん、こんな話を真剣に聞いてくれて、しかも、すごい！素敵！と言ってくれて本当にありがとう。
あなたのおかげで、私の中に僅かに残った靄も、きれいさっぱりどこかへ消えていった。

●エロスの追求

私たちはそれなりに、いや多分かなり、そういうことに対して興味を持っている。
ストリップに行きたいねとか、露出の少ない服にこそエロスを感じるよねとか、あともっと普通にエロい話もしている。

興味はあるけど、それは何故か。
まぁ生きてたら性欲って湧くもんやしな～と漠然と思っていたが、Hちゃんの「エロスに内なる女のエナジーを感じ、そして体の気持ちよさを求めることは心の気持ちよさにも繋がっているのでは」という発言で、私は頭を殴られたような衝撃を受けた。
その内容を、大きく2つに分けて書こうと思う。

・女のエナジー

まず、私たちは産まないという選択をしている。
その理由はお互いに違えど、少子化つったって私らはもうどうこうするつもりはなく、ただこの国の行く末を見守るだけだ、という考えは一致している。

そして、生命はエロスがなければ産まれない。産むにはそれが必要なのだ。
でもその選択をしているのに、性欲があるというのはかなり無意味に思えるが、そうではないという気付きを得た。

それは、エロスを追求することは、私たちが女であることを強く感じる為ではなかろうか、ということだ。
追求することで、奥深くから湧き上がる女のエナジーを感じているのだ。

女でいるのは非常に面倒くさい。笑顔で可愛くしてなきゃとか本当にダルい。
でもここで言っている女のエナジーというものは、化粧などの表面的なものではなく、神秘なのではないかとHちゃんが言っていた。
それが生命であり、私たちの生きる力を強くしてくれるものだと思っている。

私は女のエナジーを感じたい、そして神秘が見たい。

・体と心の気持ちよさ

シンプルに、気持ちいいことって最高だと思っている。
そいうことにはそれが付き物だが、それを求めることは、体だけでなく心の気持ちよさにも繋がるのではなかろうか。

心の気持ちよさとは、心のままに、思うままに、ということであると思う。
日々の生活や人間関係、もしかしたらその中で、我慢して周りに合わせていることもあるかもしれない。
しかし、自分が自分でいられない状態というのは、気持ちいいとは言えない。
しなくてもいい我慢はなるべくならしない方がいい。そして、誰かや何かに合わせることもない。

体が快感を得るように、心だって日々同じようにしていけば、その先に揺るがない自分がいて、それが全ての安定に繋がるのではないかと思う。

穏やかに生きたいと思っているが、精神面をどうにかするというのは頭ではわかっていてもなかなかに難しい。
しかし、Hちゃんの発言で、体と心は繋がっているから、体がそうであるように心が悦ぶことをやったらいいんや！と思い、ストンと胸に落ちた。私としては、それがすごく分かりやすかった。

心身ともに気持ちいいと感じることをやってみるのって大事だ。
やりたいことやったもん勝ち。そう思った。

まさか、エロスだけでこんな深いところに行けるとは思わなかった。
彼女と話すと毎回新しい発見があり、そして何かが進んでいく。
世間はどうあれ、私が選んだこと決めたことは間違っていなかったと思わせてくれる。
そして、もし間違った道に行きそうになっても、きっと止めてくれるという信頼がある。本当に感謝しかない。

今後も神回が発生するかもしれない。
その時はまた、お互いに何かが進んでいるのだろう。
そうやって人生を楽しんでいきたい。