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すべてはうまくいっている

<photo by Takayuki Wakai>

もうすぐ2023年。年末に一年、またはこれまでのことを振り返る人は多いのではないでしょうか。私もその一人です。

2022年は前年よりも心穏やかに過ごせました。3月に裁判が終わってから今に至るまで、前年が嘘のように平和です。小さな波はありますが、それらは楽しさや幸せを盛り上げるスパイスのようなもの。

▼裁判!?なんじゃそら?って方はこちらをご覧ください▼

とんでもないこともありましたが、私がこうして元気よく毎日過ごせるのは周りの皆さんのおかげです。

昔から人に恵まれているんです。本当にツイている。私を愛してくれて、そして大切にしくれて本当にありがとう。

周りの人へどうしたら恩返しができるだろうと考えた結果、「自分が幸せでいること」だという答えに辿り着きました。

そのきっかけこそ、いや〜な記憶であるはずの裁判です。

なんでこんなことになっちゃったんだろう...

2020年から交際した人はモラハラDV男。苦しくて痛い経験をしました。結局彼は私への暴力が原因で逮捕され、気分はどん底。追い討ちをかけるように彼の元嫁が私に対して不倫裁判を起こし、数百万の慰謝料を請求してきたのです。

「私はただ、楽しく恋愛をしたかっただけなのに...」

「どうして自分がこんな貧乏くじを引かなきゃいけないんだろう」

「今後、楽しいこともあるかもしれないけれど、また同じような、それかもっと辛いことが起こるんじゃないか」

「なんでこんなことになっちゃったんだろう...」

今考えればわかる。すべては自分が引き寄せたことでした。

寂しいあまりに、ひどい男だと知りながら離れなかった自分。彼を思い通りにコントロールしようとした自分。愛することを忘れてエゴ満載だった自分。感情に振り回されて思いやりを失っていた自分。自分を客観視できず、冷静さを失っていた自分。自分を大切にできていない自分。自分自身を見失っていた自分。などなど。当時は自分自身を見失っているので気づけませんでした。

2021年の夏の終わりは事態が悪くなるばかりで気持ちはさらに落ち込み、負のループはみるみるうちに深みへ...。「疲れちゃった...消えちゃえば楽なのに」なんて考えてしまった夜、「せめて、大事な人を幸せにしてからにしよう」と思ったのです。

どうしたら周りの人を幸せにできるだろう。おいしいものをご馳走すること?欲しいものをプレゼントすること?一緒に遊んだり旅行をすること?うーん、どれも一時の楽しみに過ぎんぞ。しかも人によって幸せを感じるポイントって違うよね...って考えた結果、大切な人を幸せにする方法は「安心させること」だと気づきました。

そのためにどうしたらいい?どんどん自分に問いかけました。結果「自分が元気に暮らして幸せであれば安心させられるかも」という結論に至ったのです。

自分との約束を守っていますか?

その夜に決めました。
「自分が幸せになろう。今この瞬間から」

自分を幸せにするため、すぐに【やりたいことリスト100】を作って実行開始。

・行きたかったところ
・欲しかったもの
・やってみたかったもの
・食べたかったものetc...

「時間がないから」「高いから」「遠いから」「自分には無理だから」いいわけをしながらやってこなかったことを次々と実行しました。自分の声を聞いて、自分との約束を守る行動を繰り返したのです。それが自分を幸せにすることにつながっていると思ったから。ただの勘です。根拠はなし。でもとにかく何か行動しようと思いました。

リストを進め始めると色んなことに気づきます。自分の声を無視してきたこと。自分を大切にしていなかったこと。見栄に囚われてきたこと。自分との約束をたくさん破ってきたこと。実態のない世間の物差しで物事を見ていたこと、などなど。

リストを6割ほど達成したところで裁判が終わりました。その頃、前とは違う自分になっていると気づきました。

強くなったというよりもアップデートした感じ。自分の弱い部分も認めた上で、前よりも自分の人生に責任を持てるようになった気がしました。まだまだ伸びしろはあるし、アップデートは一生続くんだけど。「自分の現実は自分が作っている。自分を幸せにできるのは自分だけ」という確信を得ました。すべて自分次第なのです。

ということで【やりたいことリスト100】はおすすめです。人によって気づくことは違うでしょう。自分も今2つ目のリスト100を進めている最中ですが、あの頃とは違う気づきがあります。色んな自分に出会えますよ。

私の年齢は今30後半ですが、それでも知らなかった自分に出会い、まだまだアップデートしていけるなと感じています。これからさらに新しい発見がたくさんあると思うとワクワクが止まりません。

そんな私は強く思うのです。
「すべてうまくいっている」と。

あなたが一番よくわかっているはず

今、幸せの真っ只中にいる人もいれば、困難に直面している人もいると思います。

どんな状況にいようとも、すべてはうまくいっていて、私たちはその流れの中にいるんです。

過去を思い返してみてください。

辛かったり、悲しかったり、悔しかったり、虚しかったり、苦しかったり、思い出したくもないようなネガティブなこと、嫌な経験、酷いことを自分にした人ってひとつやふたつ、一人や二人、誰しも思い浮かぶのではないでしょうか。

それを今、安全な場所(立ち位置や視点)から客観的に見た時、本当にそれらは“ただの悪い出来事”だったと思うでしょうか。

そこから私たちは何か学び取ったのでは?何かを得たのでは?あれがあったから今の自分がいるのでは?

辛い出来事をよい思い出にすることは難しくても、“ただの悪モノ”でなくすことはできると思うんです。

自分を成長させてくれた“点”にはなり得る。

できるかできないかは自分次第。

そもそも物事自体に善悪などなく、ジャッジするのは他の誰でもなく自分です。

例えば「紅茶を飲むこと」。

「リラックスできる。善い」
「温まる。善い」
「おいしい。善い」
と捉えられる一方
「カフェインが多いから悪」
「オーガニックじゃないから悪」
「喉が逆に乾燥するから悪」
とも捉えられる。

人や状況によって善悪は変わります。不確かな善悪に囚われる必要って....ある?ないよね!不確かなものに自分の気分や幸せを振り回されるなんてムカつくじゃん(笑)

昔の自分が当時「悪だ!最悪だ!」と思ったことも、今の自分を作り上げた点のひとつだったと気づいた今、何が起きても点のひとつにできる気がしませんか?自分の心を磨いて強くしてくれた存在だと思えば、感謝さえできると思うんです。(もう二度としたくないけどね!)

今目の前にある困難でさえ、数ヶ月後には笑い話になっている可能性もあるのだから。

魔法の言葉だと思って心の中でつぶやいてみてください。

「すべてはうまくいっている」

色んな過去、辛かったことを乗り越えてきた今のあなたなら、よくわかっていることなのではないでしょうか。すべては過ぎればただの通過点となり、もっと大きな幸せに繋がっていたことを。一時の善悪のジャッジなんて意味がなかったことを。

私も完璧にできるわけじゃないけれど、この考え方を知っていれば必要以上に落ち込むことはなくなると思います。ちなみに落ち込むことは決して悪いことじゃない。そういう時も必要。そこから自分をケアしてあげることも必要。ただ、自分を痛めつけることはしてほしくないなと思います。

嫌な出来事を“ただの出来事”とニュートラルかそれ以上に捉えられた時、違う視点から物事が見られるようになるかもしれません。今の私たちなら大丈夫。お試しあれ。

そして、よいお年を :)

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